REPORT/PHOTO●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
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サイバーナビの全モデルに付属しているのが「スマートコマンダー」。一般的にいえば「ワイヤレスリモコン」ではあるが、カロッツェリア独自の機能を数多く盛り込んでいる。
ナビ本体との接続はBluetoothを使用しているため赤外線のように設置場所に制限があったり、使用時に本体に向ける必要がない。車内のどこでも好きな場所に設置でき、通信が不安定になることもないなど使い勝手は抜群だ。
この個性的なな形状は手元を見なくても扱えるブラインド操作を想定したもので、運転中でも安全に扱える。中央の「carrozzeria」のロゴが入っている部分はジョイスティックで、「押す」、「傾ける」という操作が可能。節度感は少し足りないイメージだが反応は良い。その周囲のダイヤルは回転操作ができ、滑り止めが付いているため指がかかりやすい。
スマートコマンダーではタッチパネル操作時とは異なる独自の操作メニューを展開。ジョイスティックを押すと一瞬視線を移すだけで内容がわかる視認性の高いダイレクトメニューを表示。下の写真は現在地画面でルート設定をしていないときのもので、ダイヤルを左に回転させると自宅へのルート探索を開始し、右に回転させると地図上の施設ロゴマークのON/OFFができる。ジョイスティックを押せば、ふだんもっともよく行く場所へのルート探索を開始する。
そして「AV」ボタンを押すとAVソースの設定画面も表示ができ、ダイヤルを回転させて好きなソースが選べる。
また、スマートコマンダーには側面にNAVI/AV切り替えスイッチがあり、これをNAVI側にスライドさせ、ルート案内中にジョイスティックを押すとルートの再探索が可能となる。下の写真のように、有料道路利用ルート時は一般道利用ルートとの比較、一般道利用ルート時は有料道路利用ルートとの比較画面を表示し、全ルート図とともに到着予想時刻や道のりの距離、料金などを確認できる。有料道路を使用しようか迷った時などに便利だ。
そして下端には「1」「2」と数字が刻まれたボタンがあるが、これは利用する機会が多い機能を割り当てられるショートカット操作用「カスタムダイレクトボタン」。初期設定で好みの機能をリストから選択できる。僕は1に音量のミュート、2にマルチドライブアシストユニットの手動録画機能を割り当てているが、使い心地がとてもいい。