CARS
MAZDA3:1863台(マイナス69.0%)
MAZDA6:1021台(マイナス69.9%)
MX-5 Miata(ロードスター):459台(マイナス31.6%)
深刻なのはMAZDA3だ。現行モデルが北米で発売されたのは2019年3月のことだが、その月でさえ販売台数は前年同月比で22.6%減の6009台をセールスしたにとどまり、それ以降、前年同月比がプラスになったことは一度もない。新型コロナウイルスの影響が出る前から、セールスは振るわなかったのである。ワールドカーオブザイヤーではトップ3ファイナリストに選ばれるなどクルマ自体の評価は決して悪くないのだが、それが販売台数に結びついていないのが悩ましいところだ。
一方、「TRUCKS」に分類されるSUV系は、前年同月比で26.9%減と健闘している。もっとも、これは新規モデルであるCX-30の2242台がカウントされているのが大きな要因。CX-30を除外して計算し直すと、TRUCKSは前年同月比で約40%減となり、決して楽観視できる数字ではないことがわかる。
TRUCKS
CX-3:459台(マイナス61.8%)
CX-30:2242台
CX-5:7841台(マイナス41.8%)
CX-9:1741台(マイナス18.5%)
マツダは2019年11月以来、北米での販売台数において前年同月比プラスを達成し続けていた。特に2020年になってからは、1月が前年同月比で17.8%増、2月が同19.0%増と好調だっただけに、新型コロナウイルスによる想定外の新車需要の落ち込みは、マツダの目論見を大きく狂わせることとなってしまった。