REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)
「CB-Fコンセプト」はかつて70年代後半から80年代にかけて“ナナハン”黄金時代を築いたCB750Fをオマージュしたコンセプトモデルだ。しかしながら、ベースがCB1000Rであることから、ただの懐古主義モデルではないことは明らかだ。従来型CBR1000RRの軽量コンパクトな水冷直4エンジンを独自のスチール製モノバックボーンフレームと片持ち式プロリンクアームに組み合わせるなど設計思想は極めて現代的。CB-Fが市販モデルとして世に出た場合は、相当な走りのパフォーマンスを発揮するに違いない。参考までにCB1000Rのスペックは最高出力145psで車重は212kg、4種類のライディングモードを装備するなど、ネオクラシックのカテゴリーに当てはめると断トツで最強レベルだ。これは期待せずにはいられない!