また、2018年11月に内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」に採択された産官学協働プロジェクト「先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-」に参画し、島根県や国立大学法人島根大学、および地域企業とともに航空機エンジン向け材料や省エネモーター用材料の研究開発に取り組んでいる。
こうした中、このたび日立金属は、オックスフォード大学とアモルファス金属およびNi基超合金の共同研究組織設立に関する契約を締結し、「Hitachi Metals – Oxford UTC of Metallurgy」を開設した。本共同研究組織では、世界最高の研究水準を有するオックスフォード大学の冶金技術と高機能材料メーカーである日立金属の材料開発技術を融合させることで、アモルファス金属リボンの加工モデルの確立やNi基超合金の機械的特性に及ぼす支配的組織因子の解明を進め、次世代の省エネモーターや航空機エンジンの進化に資する加工技術や材料技術の確立をめざす。
本共同研究組織の開設により、オープンイノベーションをより強化し、市場の変化を先取りした製品、ソリューションを生み出す。