1954年に「鈴木自動車工業」へと社名を変更し、日本初の量産軽自動車「スズライト」をはじめ、人々の暮らしに寄り添った商品を数多く世に送り出し、1990年に事業の多角化と国際化に対応するため現社名である「スズキ株式会社」となった。
100年の道のりは決して平坦なものではなく、創業以来幾多の危機に見舞われながらも、社員が一丸となって乗り越え、さらなる成長を遂げることで今日まで歩みを重ねた。世界中で愛されるブランドに発展した今日も、ものづくりへの変わらぬ想いは受け継がれている。
同日、同社の鈴木修会長と鈴木俊宏社長が連名で公表したコメントは以下のとおり。
この度 弊社は創立100周年を迎えることとなりました
1920年3月15日 創業者である鈴木道雄により
遠州の地に鈴木式織機株式会社として誕生しました
時代の趨勢に合わせ 織機から二輪車 四輪車 船外機などへ事業展開し
市場も 世界へと広がっています
多くのお客様の毎日に寄り添いながら
100周年を迎えられましたことは
ひとえに皆様の御厚情の賜物と 深く感謝申し上げます
この節目にあたり
創業者から受け継がれる「お客様の立場になって」という
変わらぬ想いを スズキグループ全社員が改めて抱き
世界中のお客様に 価値ある製品をお届けできるよう
なお一層努力してまいります
そして 101年目となる本年は 更なる業績向上を目指して
全社一丸となって取り組んでまいります
今後とも 倍旧の御支援と御愛顧を賜りますよう お願い申し上げます
「100周年記念ロゴマーク」は、特徴的な0の形によってスズキのこれまでの100年を表すとともに、これから先も∞(無限大)に続いていくようにという思いが込めたデザインが特徴。モビリティを象徴するタイヤのモチーフでもあり、タイヤの後ろに続く3本のラインは、走り抜ける疾走感と、二輪車・四輪車・船外機の各製品が表現されている。
また、同日開設された「100周年記念サイト」では、スズキが歩んだ100年の軌跡が辿れるほか、「四輪&二輪 車両系統図」や「ラインアップ」といったコーナーが設けられている。