リアセクションでは新しいデザインのバンパーによってナンバープレートの位置が上がり、新しい形状のエアインテークとエアアウトレットも、スポーツカーのアイコンであるポルシェ911の印象をさらにスポーティなものにする。
このエアロキットは911(タイプ992)すべてのクーペバージョンに提供され、フロントスポイラーのほか、ポルシェ911のGTモデルを想起させる固定式リアスポイラーと固定式リアウイングといった広範なエアロダイナミクスエレメントで構成される。
また、スポーツデザインパッケージおよびエアロキットでオプションとして選択可能なスポ-ツデザインサイドスカートは地面を這うような姿勢を際立たせ、911が持つモータースポーツのDNAがさらに強調される。このエアロキットは、ドイツ・ヴァイザッハのポルシェ研究開発センターでエンジニアが設計と機能の最適化に数カ月を費やして生み出したものだ。
ウインドトンネルで行ったプロトタイプによるテストでは細部にわたって調整が施され、そのデザインからもわかるようにフロントとリアの揚力を確実に低減させている。世界各地のさまざまな気候のもとで行われたテストの走行距離はじつに9万kmを超え、ナルドサーキットでの高速テストは5万5000kmをこなしている。
これらのパッケージは、エクステリアカラー仕上げまたはハイグロスブラック仕上げ(パーシャル)から選択でき、ポルシェの純正アクセサリーである「ポルシェテクイップメント」としての販売も行なわれる予定だ。