ピアッジオ、ベスパ、アプリリア、モトグッツィの各ブランドを展開するピアッジオグループは、インドのデリーで2020年2月10日に開催された『国際オートエキスポショー』で、インド向けの新型スクーター「アプリリアSXR160」を発表。12インチの5スポーク型キャストホイール、ABS、LEDライト、多機能デジタルディスプレイなどを装備。インドでは2020年8月に予約開始となる。


REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

世界が注目する“巨大なインド市場”に新登場!160ccに加え、125ccも発売予定

インドのデリーで開催された『国際オートエキスポショー』では、世界各国のメディアやユーザーが「ピアッジオ アプリリアSXR160」に注目した。

 2020年現在、イタリアのピアッジオグループは、インドにおいて「ベスパ」と「アプリリア」の2ブランドを展開中だが、巨大なインド市場に新たな風穴を開けるべく、満を持してリリースされるのが、新型スクーター「アプリリアSXR160」。スペックなどはまだ公表されていないが、大まかな仕様や装備が明らかになってきたのでご紹介しよう。




 アプリリアSXR160はインド市場向けだが、ブランドの母国であるイタリアで設計されているのがポイント。イタリア車ならではのスポーティなデザイン、人間工学に基づいたライディングポジション、余裕のある大きめのシート、乗りやすいフラットなフットボード、明るいLEDライト、便利な多機能デジタルディスプレイ、USB充電機能付きグローブボックス、ABS付きディスクブレーキなど装備も充実。160ccクラス相応のやや大柄なボディながらもホイール径は12インチという控えめのサイズで、小回りの効きそうな印象となっている。




 アプリリアSXR160は、インドで発売中の「アプリリアSR160」と同じ、最高出力は10.8bhp(10.9PS)の160cc 3バルブエンジンを搭載。また、インド市場では、125ccバージョンも発売予定で、最高出力9.4bhp(9.5PS)、最大トルク9.9Nmを発揮する「アプリリアSR125」のエンジンが搭載される見込みだ。




 今回開催された『国際オートエキスポショー』において、ピアッジオインドのCEO・ディエゴグラフィは、「ここ数年で、インドのユーザーの好みと要件には、大きな変化が生じました。このため、ピアッジオでは、アプリリアSXR160を開発するにあたり、広範な分析と綿密な設計作業を実施しました」と述べた。




 アプリリアSXR160は、赤、青、白、黒の4カラーをスタンバイ。インドのバラマティ工場で製造され、2020年8月に事前予約が開始される。

『国際オートエキスポショー』にて。ピアッジオ、ベスパ、アプリリア、モトグッツィのブランドをホストするピアッジオグループは、「ベストオートエクスポ2020バイクスタンド」として賞を受賞。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 インド・デリーで開催の『国際オートエキスポショー』速報|アプリリア SXR160