月間販売台数:1万5788台(8月〜12月平均値)
REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)/中野 幸次(NAKANO Koji)
MODEL●菅原 樹里亜(SUGAWARA Juria)
※本稿は2020年1月発売の「2020年 国産新型車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■X
全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1755
室内長×室内幅×室内高(㎜):2180×1350×1370
ホイールベース(㎜):2460
トレッド 前/後(㎜):1300/1295
車両重量(㎏):900
エンジン形式:直列3気筒DOHC
総排気量(㏄):658
最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6900
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/3600
燃料タンク容量(ℓ):30(レギュラー)
トランスミッション形式:CVT
駆動方式:FF
サスペンション 前:ストラット 後:トーションビーム
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク 後:リーディングトレーリング
最小回転半径(m):4.4
WLTCモード燃費(㎞/ℓ):21.2
タイヤ・サイズ:155/65R14
車両本体価格:149万500円
先進安全装備(スマートアシスト)
ボディカラー
タントの3つのポイント
1.DNGA採用の第一弾モデル
2.世界初の運転席ロングスライド機構
3.充実の先進安全装備
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エクステリアは親しみやすさを感じさせるシンプルデザインを採用。車体の面全体をシームレスにつなぐことで塊感も表現されている。ボディカラーの設定も豊富で、標準車は9色、カスタムは11色のバリエーションを展開。
エンジン&ホイール
乗降性
低い床と高い天井、絶妙な着座位置の組み合わせで乗降性はパーフェクト。ステップと床の段差もなく、フロントドアはほぼ直角まで大きく開く。
スライドドアはヒンジドアに比べて開口幅が狭いが、それをウィークポイントとさせないのが開口天地高の高さだ。自然な姿勢で楽に乗り降りできる。
インパネ
メーター
前席
左右が独立した「セパレートシート」と左右席の間に溝がない「ベンチシート」の2タイプがあり、撮影車両は後者。ベンチシートでも形状は左右端が張り出した立体的なもので、身体を包み込んでしっかり姿勢を保持する。
前後席間距離は先代と同水準で、軽自動車としては最大級。広い足元と高い天井、ガラスエリアが驚異的な開放感を生んでいる。座面はわずかに後方を低くして着座 姿勢を安定させ、フロントシート同様に良好な沈み込み感が快適性に直結。
うれしい装備
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ラゲッジルーム
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タントのパッケージングは荷室よりも後席の広さを重視したもの。 後席を最も後ろにスライドした状態の荷室は必要最小限に割り切っている。また、後席を格納すると大きな荷物も積載可能。後席は前に出さなくても格納できるが、スライドすることで一部の床面が低くなる。
〈TOPICS〉世界初の運転席ロングスライドでさらに使い勝手が向上。
〈開発者コメント〉暮らしに寄り添うベストパートナーを目指して
バイヤーズガイド
買い得グレードは標準ボディの「X」だ。「L」に左側スライドドアの電動機能、キーフリーシステム、エアコンのオート機能など、少なく見積っても20万円相当の実用装備を加えて、価格の上乗せは15万9500円に収まる。エアロパーツなどを備えたカスタムでは、ターボの「RS」を選ぶ。全車速追従型クルーズコントロールもオプション装着できる。