REPORT⚫️近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO⚫️山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●HARLEY-DAVIDSON JAPAN
ハーレーダビッドソン・ロードグライドリミテッド.......3,996,300円〜
◼️11種もある豊富なカラーバリエーションはこちら! 現在同社のバリエーションは6種類あり、総勢34機種と豊富なバリエーションを誇っている。今回のロードグライドリミテッドはツーリング・カテゴリーの中で最高峰に位置している。価格も車重も400(万円&kg)レベルの超弩級プレミアムモデル。ウルトラリミテッドと同類ながら大型のシャークノーズフェアリングをフレームマウント。グランドツアラーとしての機能性を高めたゴージャスな1台である。
搭載エンジンはミルウォーキーエイト114とよばれる最新版。歴代Vツインの第9世代ユニットである。伝統の横置き空冷45度V型2気筒は1868cc。ボア・ストロークは102×114.3mmというロングストロークタイプ。ポート噴射の電子シーケンシャル燃料噴射を組み合わせたOHVの4バルブエンジンからは164Nmの最大トルクを3000rpmで発揮。
加減速時には、エンジンの駆動力に加えてブレーキも協調して電子制御される高度なトラクションコントロール等の機能を備えるREFLEXディフェンシングライダーシステム(RDRS)を装備。タイヤの空気圧モニタリングシステムが採用されている他、ブレーキも電子的に前後連動制御される等、最新の電子制御技術がフルに採用されている。
またインフォテイメントシステムも最新版を標準装備。様々な情報提供を可能とする車載装置でスマホと連携が図れる。ディスプレイはタッチパネル式でセットアップも容易。USBコードでスマホを連結すればグーグルナビ等が簡単に活用できる他、ジョイスティックやボイスコントロールで各種の操作ができる。ヘッドセットは有線式に加えて、ブルートゥース通信にも対応。
電話機能を始め、メッセージのやり取り、スマホに溜め込んだ音楽を聴く等が自由自在に楽しめるのである。
最初のセットアップ等、停車時はタッチパネルで簡単に扱える。走行中はハンドルスイッチで操作可能。さらに左手の発話スイッチをひと押しすれば音声での指示出しが可能。また同スイッチを長押しすれば電話機能が立ち上がる仕組みだ。
アメリカでは州をまたいででタンデムで長旅を楽しむスタイルがリタイヤ組成功者の証とされると聞くが、そんなグランドツーリング・シーンを快適にしてくれる最新機能の数々がフル装備された、まさに豪華なモデルなのである。
いかにも大陸育ちな揺るぎない乗り味が魅力
⚫️足つき性チェック(ライダー身長168cm)
⚫️ディテール解説
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◼️主要諸元◼️
エンジン:Twin-Cooled™ Milwaukee-Eight®114
ボア・ストローク:102mm×114mm
排気量:1,868cc
圧縮比:10.5:1
フュエルシステム:電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI)
エキゾースト:クロームデュアルエキゾースト (4インチのツーリングマフラーとツーリングマフラーシールド付き)
全長:2,595mm
シート高:735mm
最低地上高:130mm
レイク(度):26
トレール:170mm
ホイールベース:1,625mm
フロントタイヤ:BW 130/70B-18 63H
リアタイヤ:BW 180/55B-18 80H
燃料容量:22.7 L
オイルタンク容量:4.7 L
出荷時重量:407kg
車両重量:423kg
最大トルク:164Nm /3,000rpm
リーンアングル(右/左):31.9/ 31.8度
プライマリードライブ:チェーン
ギヤ比 :34/46
総減速比(1速):9.593
総減速比(2速):6.650
総減速比(3速):4.938
総減速比(4速):4.000
総減速比(5速):3.407
総減速比(6速):2.875
ホイール(前/後):スライサーIIクリアーコートアルミキャスト/ スライサーIIクリアーコートアルミキャスト
ブレーキ(前/後):対向4ピストンキャリパー/ 対向4ピストンキャリパー
◼️ライダープロフィール