PHOTO&REPORT⚫️大家伝(OYA Den)
東京オートサロン2020の初日に行われた「MFゴースト」のカンファレンスだが、これには3つのポイントがあった。1つ目は新公道最速伝説「MFゴースト」の170万部突破を記念した作品紹介、2つ目は作中に登場するレースクイーンチームのメンバーをイメージした新生MFエンジェルスのメンバー5人のお披露目。そして3つ目がファンならずとも気になっているであろう、特別仕様の86の新車がプレゼントされる企画の説明だ。昨年は超がつく好評ぶりで、25万を超える応募があったそう。世界に一台だけという特別仕様車なのだから、今年も相当な応募を集めるのは容易に想像できる。
さて、カンファレンスでは作品紹介をさらっと終わらせていた。まあ、今さら説明の必要もないほど周知されているのは発行部数から理解できる。それでも詳しくはわかっていないという方がいるかもしれないので、説明された内容をそのままここに記しておく。以下が編集部による説明。
「MFゴースト」とは大ヒットした「頭文字D」の続編で、その主人公だった藤原拓海の教え子であり、スーパーテクニックの持ち主・片桐カナタが主人公。そのカナタが未来の世界でカーバトルを繰り広げる物語。現在発売中の最新第7巻では、正月の箱根駅伝が行われた芦ノ湖周辺を雨と霧の中快走します。……というものだった。
続いて新生MFGエンジェルスのお披露目が行われた。やはり5人の美女が勢揃いすると、圧倒されてしまう。構成は昨年から引き続き参加のメンバーが2名、新たにエンジェルスとなったメンバーが3名の計5名。本人によるコメントともに紹介する。
向かって左端は継続メンバーの山口はのん、「2年目なんですが、もっともっと盛り上げていけるよう5人で頑張ります。応援よろしくお願いします!」。
左から2番目は新メンバーの福江菜々華、「あこがれのMFGエンジェルスに選ばれて凄く嬉しいです。これから5人でたくさん盛り上げていくので、応援よろしくお願いします!」。
真ん中は新メンバーの鈴木ユリア、「新メンバーに加わることができて、とても嬉しいので頑張りたいと思います。よろしくお願いします!」。
その右隣は新メンバーの乙顏聖加、「レースクイーンになるのは初めてで、まさか私が選ばれるとは思っていなかったので、とっても嬉しいです。先輩方と新しい2人といっしょに頑張りたいと思います。盛り上げていきたいので、よろしくお願いします!」。
右端は継続メンバーでレースクイーンオブザイヤーも受賞している林ゆめ、「今年は5人なので仲良く楽しく、もっと去年よりもMFゴーストを盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!」と、全員がキラキラの笑顔を振りまいていた。
そうして最後に、いよいよプレゼント企画と用意される車両の内容などに関する発表だ。司会者によって「こちらに鎮座してます86GTは昨年度からバージョンアップした特別仕様です。なんと今年も昨年に引き続きプレゼントいたします。この太っ腹プレゼント企画を決断した張本人であるヤングマガジン編集長・山本憲一さんです!」と、編集長が呼び込まれた。
そのまま「昨年大好評をいただいた86をプレゼントするという企画が戻ってまいりました。フィクションとリアルが交錯する企画だなと思っておりまして、タケコプターに乗ろうと思っても残念ながら乗れません、進撃の巨人と戦おうと思っても戦えません、でもこの86は乗れます。ということですので、ぜひインターネットのほうから応募していただければ、このカギは大きすぎて入らないかもしれませんけど、クルマは確実に届きますので、よろしくお願いいたします!」と、プレゼント企画を高らかに宣言。
その後は「86MFGコンセプト2020」の説明へと続き、司会者から「MFGコンセプトとはMFゴーストの世界観をリアルワールドで再現するヤングマガジンのスペシャルプロジェクトなんですが、昨年もやっておりまして、第2弾が展示されているクルマです。今回はプロジェクトパートナーとしてブリッド/バケットシート、フジツボ/エグゾーストシステム、小倉クラッチ/強化クラッチ、プロジェクト・ミュー/ブレーキセット、レイズ/鍛造ホイール。プロジェクトサポーターとしてブリッツ/オイルクーラー、デフィ/デジタルメーター、エクスモーション/サスペンションキット、サード/GTウイング、TRD/機械式LSD。これからゲストを招いてもう少し詳しく概要や魅力について話していただくことにします」と、ゲストを呼び込む。
ゲスト1人目は、「新旧の86にもっとも精通していると言って過言ではない」と呼び込まれたモータージャーナリストの山田弘樹さん。2人目はプロジェクトパートナー社を代表して、トヨタ自動車GAZOO Racing Company・GRブランドマネージメント部の佐藤さん。
司会者から振られた作中の「グリップウエイトレシオの均一化」という話題に対して、山田さんのほうからはよくできたルールだと解説。さらに86のタイヤ幅についても言及し、「215幅を使い切れるってことは、相当上手いし速い。いたずらに太くしていくと、あるコーナーではパッと早くターンインできるとか、ブレーキが奥まで突っ込めるとかあるんですけど、たぶん86に乗るようなドライバーってそこを求めているんじゃなくて、クルマをちゃんと操り切りたいというところを求めているんだと思うので、このサイズは凄いいいサイズだと思います」と話題が広がっていく。
また「86MFGコンセプト2020」がGR Garage東京三鷹で製作されたことも話題にあがる。その流れから「GR Garageは町一番のクルマ屋さんを目指しておりまして、現在全国に54店舗あります。クルマ好きはもちろん、これからクルマ好きになろうかなと思っている方も含めてみなさんに来ていただいて、よりカーライフを充実させるべくみなさんのサポートをさせていただくと、そういった店舗を目指してこれからさらに増やしていきたいなと思っているところです」と、佐藤さんのほうではGR Garageについてしっかりとアピール。
総じてよくできた「86MFGコンセプト2020」だけに、多くの方にご応募いただきたいというところで締められた。応募期間は2020年2月29日(土)23:59までとなっている。クイズに答えて250万円分のパーツが組み込まれた特別仕様の「86MFGコンセプト2020」をゲットしよう!