WRX STIと言えば、搭載エンジンであるEJ20の生産終了に伴い、残念ながら昨年末で受注を締め切ったのはご存知の通り。GReddyとしてはちょうどパーツの開発と生産終了のタイミングがバッティングしてしまった形だが、深い愛着を持つユーザーが多い車種だけに、パーツの販売は今後も進めていくそうだ。
気になるコンプリートカーの中身だが、新車のWRX STIをベースに、GReddyが展開しているターボキットやインタークーラー、吸排気系パーツ、パフォーマンスECUなどを使用してフルチューン。WRブルーパールのエクステリアには、純正のSTIスタイルパッケージが備わっている。
サスペンションはKWと共同開発した東京オートサロン展示車両限定の車高調を装着。ホイールは18インチのRAYS TE37 SAGAで、ダンロップのディレッツァZIIIが組み合わせられている。
車両のコンプリート価格は555万円(諸経費・税別)。新車の車両本体価格と装着オプションパーツ代の合計額から、69万6714円が割引されている超バーゲンプライスである。もう完売してるなら意味ないじゃん、と思ったそこのあなたはちょっと待ってほしい。実は、ほぼ同内容・同価格のコンプリートカーは数台在庫があり、引き続き販売していく予定なのだそうだ。
オートサロンで販売された限定1台の車両には専用パーツやカーボンルーフが装着され、さらに特典として40万円相当の別途オプション・メンテナンス品が付属されていたので、やっぱりスペシャルな存在であることに変わりはない。だが、残り数台という「GReddy Performance Edition VAB」も、ベースのWRX STIが販売を終了した今、かなり貴重な存在だ。気になる人は、急いで問い合わせすべし!