・現行型発表 19年9月
・JC08モード燃費 19.2㎞/ℓ ※「XD」系のFF車
REPORT●工藤 貴宏(KUDO Hiroyuki)
PHOTO●中野 高次(NAKANO Koji)/平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●菅原 樹里亜(SUGAWARA Juria)
※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。
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■主要諸元 XD L Package
全長×全幅×全高(㎜) 4395×1795×1540
室内長×室内幅×室内高(㎜) 1830×1490×1210
ホイールベース(㎜) 2655
トレッド(㎜) 前/後 1565/1565
最低地上高(㎜) 175
車両重量(㎏) 1460
エンジン種類 直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量(㏄) 1756
最高出力(kW[㎰]/rpm) 85[116]/4000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 270[27.5]/1600-2600
燃料タンク容量(ℓ) 51(軽油)
トランスミッション形式 6速AT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 215/55R18
最小回転半径(m) 5.3
WLTCモード燃費(㎞/ℓ) 19. 2
車両本体価格 306万9000円
先進安全装置
撮影車両データ
ボディカラー:ポリメタルグレーメタリック
オプション装備:スーパーUVカットガラス〈フロントドア〉+IRカットガラス〈フロントガラス/フロントドア〉、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(4万9500円)/360度セーフティパッケージ(8万6880円)/ボーズサウンドシステム(7万7000円)
ボディカラー
乗降性
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地面に立った時と座った状態で腰の高さの変化が少なくて乗り降りしやすいシート高……、というクロスオーバーSUVの最大の美点はCX-30にもあてはまる。後席はライバルに比べドア開口幅は広くないが頭上のクリアランスはまずまずだ。
インパネ
前席
シート高の調整幅が広く、下げると包まれ感のあるスポーティな感覚、高くするとSUVらしい見晴らしを実現。骨盤をしっかり支えるシートは、見た目以上に身体とのフィット感が高くて包み込む感覚が強い。
後席
床に対して着座位置を高めたパッケージングなので、短めの全長ながら後席もしっかりと広さがある。シートが立体形状でフィット感が高く、姿勢保持性は良好。ただ、背もたれが少し立ち過ぎに感じられる。
ラゲッジルーム
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ラゲッジルームには弟分にあたる「CX-3」との明確な差がある。CX-30は明らかに広いのだ(容量はCX-3の350ℓに対して430ℓ)。通常時でも畳んだベビーカーとスーツケースが同時に積める容量があり、トノカバーまでの高さもしっかり確保しているのが実用的。広い開口幅も自慢だ。
うれしい装備
〈TOPICS〉世界初の燃焼制御技術を持つ新世代ガソリンエンジン
〈ENGINE〉燃費に優れるディーゼルも用意
バイヤーズガイド
現状個人的な推しは2.0ℓのガソリンエンジン。デザインの若々しさや俊敏な走りに相応しいパワーユニットの反応を求めると、ディーゼルユニットはややおとなし過ぎる気がする。CX-30の人気が高まり、2.2Dが搭載されたら面白いが、それこそがガソリンとディーゼルの良いとこ取りをする「SKYACTIV-X」が目指した領域だろう。