日産自動車と九州電力はこれまで、EVを電力の需給バランス調整に活用するため、EVから電力系統へ電気を供給するV2G(Vehicle to Grid)技術の実証試験(2018年5月発表)や、「日産リーフ」を活用した最大需要電力削減のパイロットプロジェクト(2018年10月発表)などにおいて協業してきた。
また今年10月には、九州電力が日産のEV「e-NV200」を採用した「オールデンカ-EV」を制作。自車の蓄電池から外部給電器を通じて、車内に装備したIH調理器に電気を供給できるこのモデルは、県内をはじめ九州全域におけるイベントでの活用が検討されている。
今回の九州電力における「NISSAN e-シェアモビ」新ステーションは、これまでの両社の協業の一環として設置したもので、日産は引き続き九州電力とともに、お互いのアセットを活用したEVの普及拡大や、EVによる防災支援などの課題解決、エネルギーマネジメントなどの新たなビジネス創出においてさらに協業を深め、持続可能な社会の実現に取り組んでいく。