先代の3シリーズのセダンは「F30型」、ワゴンは「F31型」という。新型の3シリーズもセダンは「G20型」、ワゴンは「G21型」となる。
こうして先代F31型と新型G21型を並べてみると、どちらもどこからどう見てもBMW 3シリーズ・ツーリングに見える。プレミアムDセグメントのワゴンのスタンダードにして伸びやかで美しいスタイルである。
前後重量配分も、BMWらしく「50:50」。これは新型でも守られている。フロント/リヤのオーバーハングが切り詰められ、前後重量配分50:50となると、自然とBMWツーリングらしいプロポーションになるのだろうか。
3シリーズのサイズそのものが大きくなることに賛否はあるが、新型#シリーズ・セダンが大きくなったように新型3シリーズ・ツーリングも先代から大きくなっている。
ホイールベースは、41mm伸びて2851mmになった。全長は76mm長くなった。ホイールベースの延長分が41mmだからそれ以上にボディサイズは大きくなっている。
ボディのねじり剛性は、先代から25%向上。最大50%向上している。
新型は、最新のBMWルックを纏うので、キドニーグリルは立体的かつ巨大になった。ややフロントが厚く見える。ボディ幅は先代が1811mm(日本仕様はドアノブなどの変更で1800mmに抑えられていた)だったが、新型は1827mm。その分、ボディサイドの抑揚が深くなりグラマラスに見える。
空力性能は、Cd値が先代(F31型)の0.29から0.27へ向上している。
新型BMW3シリーズ・ツーリング価格
320i SE ツーリング:494万円
320iツーリング:567万円
320iツーリングMスポーツ:619万円
320d xDrive:614万円
320dツーリングMスポーツ:666万円
330iツーリングMスポーツ:669万円
M340i xDriveツーリング:1005万円
3シリーズ・ツーリングの伝統通りバックドアはガラスのみが開くようになっている。これは便利だ。後席は40:20:40の分割可倒式。通常の容量は先代から5ℓ増えて500ℓになった。最大容量は10ℓ増えて1510ℓとなった。