生産拠点 ジェイテクト 花園工場(愛知県岡崎市)
生産能力 40,000セル/月
投資規模 30億円 (建屋含む)
キャパシタとは、物理的に電力を充放電する蓄電池。蓄電容量は限られている代わりに一度に高いエネルギーを放出する瞬発力が特徴であり、リチウムイオン二次電池同様に耐熱性に課題がある。車両に搭載するために要求される環境温度は車室内であれば-40℃から85℃。
この条件に対し、ジェイテクト製のリチウムイオンキャパシタは特許技術により、-40℃から85℃まで使用可能となり、車室内での使用要求に適合。さらには出力する上限電圧を制限すれることで105℃まで高温環境で使用可能である。
キャパシタ単体販売、バランス回路を組み合わせたモジュール販売、充放電コントローラーも組み合わせたシステム販売を行うことを計画。開発当初に狙ったEPSの補助電源装置としてだけでなく、自動運転でのバックアップ電源などの自動車領域や、工作機械、建設機械、鉄道、発電装置、交通インフラなど様々な領域へ提案していく。補助電源、予備電源、発電装置の機能安定化、電源回生、メイン電源など様々な用途であらゆる産業のエネルギー効率の向上、環境性の向上などに貢献できる製品として拡販を推進する。