先に販売が始まったのはBMW Z4。2019年3月からデリバリーが始まっている。
2019年
3月:101台
4月:271台
5月:424台
6月:417台
となっている。
7月になると、いよいよトヨタ・スープラのデリバリーが開始される。ここからの販売台数を紹介しよう。
2019年
Z4 スープラ
7月:288台 320台
8月:285台 643台
9月:247台 514台
10月:310台 516台
である。どの月もスープラがZ4を販売台数で上回っている。
スープラの方が売れている理由のひとつは、価格だ。1ドル=108円として換算すると、次のようになる。それぞれMSRP(メーカー希望小売価格、税抜き価格)である。
トヨタ・スープラ
Supra 3.0 I6 CVT 49900ドル(538万9200円)
Supra 3.0 Premium I6 CVT 53990ドル(583万290円)
Supra Launch Edition I6 CVT 55250ドル(596万7000円)
BMW Z4
Z4 sDrive30i 49700ドル(536万7600円)
Z4 sDrive M40i 63700ドル(687万9600円)
である。北米のスープラは、すべて3.0ℓの直6ターボ(B58型)なのに対して、Z4のsDrive30i は、2.0ℓ直4ターボ(B48型)。つまり、Z4だと2.0ℓ直4モデルを買う値段でスープラなら3.0ℓ直6が買えるのだ。
バリューフォーマネーに厳しいアメリカのスポーツカー好きの心を捉えているのは、スープラのコストパフォーマンス、と言えそうだ。