レポート日:2019年11月1日
オドメーター:7863km
TEXT&PHOTO●萬澤龍太(MANZAWA Ryuta)
車庫から出るとき、ピピピピピピピ!とクルマによく怒られる。危ないと。ぶつかると。え、ミラーには何も映っていないけどな、充分クリアランスあるけどなとクルマを進めるとピピピピピピ!ピー!とさらにクルマは怒る。メガーヌGTはとても親切なのだが、少々心配性に過ぎるようだ。まあドイツのクルマとなるとピー!のときに急ブレーキ/急停車して乗員全員が慌てふためくので、それからすればMFメガーヌ号はずいぶんマシなのだが。
ならば、どれだけの距離まで接近するのかを調べてみようと思い立った。ご参考までに、この「ピピピ」で用いているのは超音波センサーで、メガーヌGTならば前後左右で合計12個を備えている。
クルマをぐるりと取り囲むウォーニングサインについて、前後のエリアは直進時の接触確率を示す。その左右、さらにその左右のエリアについては、操舵角と車両速度から演算し、ぶつかるかもしれないという警告を発している。
というわけで、クルマを走らせて徐々に目標物に徐々に近づき、警告レベルごとに距離を測定──とひとりでやっていたのだがどうにも埒があかないし疲れる。正確性にも疑念が湧いたので、編集長に手伝ってもらうことにした。クルマを停めておき、そこに向かって障害物を近づけていくというテスト方式である。
そして下記のような結果を得た。下記をご覧いただきたい。