カーグッズライターの浜先秀彰が東京モーターショーで気になった話題をレポート。純正オプションとして人気が高まっている全周囲モニターシステムがお手頃価格で後付けできるようになるかも?




REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)

 クルマを上空から見下ろしたような映像をカーナビ画面に映し出し、車庫入れや縦列駐車をサポートしてくれる「全周囲モニターシステム」。




 車両の前後左右に装着した4個のカメラの映像を合成するという複雑なシステムのため、一部車種を除いては新車購入時にしか取り付けられず、価格も対応ナビとシステムを組み合わせれば10万円を超えてしまう。導入にはそれなりにハードルが高いわけだ。




 データシステムが参考出品していた「1カメラスカイトップビュー SKY812」は、超お手軽に全周囲モニターシステムを実現する画期的なモデル。

 見た目は一般的なバックカメラとまったく同じで、ナンバープレートガーニッシュの部分に装着。システム構成もカメラと本体ユニット、リモコンだけだ。シンプルなシステムなので数万円程度という低価格化が期待でき、出力端子は汎用のRCAタイプのため市販カーナビ、市販後付けモニターと接続が可能だ。

 超広角タイプのカメラは撮影した映像をリアルタイムに記憶合成して、真上から見下ろした映像を作り出す。デモ画面を見せてもらうと部分的に影ができる(上の写真を参照)など純正品の全周囲モニターとまったく同じわけではないが、実用上は十分な性能を備えている。今のところ鋭意開発中とのことだが、このように安心、安全を高めてくれるグッズはできる限り早い発売を期待したい。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 必要十分な機能を低価格で提供できる