今回の東京モーターショー2019のベスパブースには最新のセイジョルニ・エディション2も展示されていたが、その隣のもう1台、とても鮮やかなオレンジカラーがいっそう目を惹いていたプリマベーラS125ABSスペシャルエディションに注目してみたいと思う。
これまでプリマベーラSは150のみに設定されていたのだが、新たなSとして125にも設定。しかもスペシャルエディションなので、より特別感が強まった印象だ。もちろん特別感はネーミングだけによるものではない。サンセット・オレンジと呼ばれる専用色をボディにまとい、レッグシールドモール、フロントフェンダークレスト、前後ホイール、ホーンカバー、前後ランプトリムをダークグレーにペイント。これにファンにとっては昔懐かしいイメージだと思われるストライプを施し、往年の名車ET3をモチーフにしたスペシャルエディションとしている。
このどこか懐かしさを覚えるクラシックなテイストと、12インチの足回りや空冷単気筒4ストローク3バルブ125cc/i-Getエンジン搭載によるスポーティさとが融合した最新プリマベーラは、現代に蘇ったET3と呼ぶのが相応しいルックスと走りのポテンシャルを秘めた注目の特別仕様車だと言えそうだ。