(W4203:豊田自動織機)
右前方視。クーリングファンはカップリングタイプ。右方吸気/左方排気のレイアウトで、後処理装置が所狭しと二段構えでセットされる。左側面視。シリンダーヘッド上に載るのは水冷インタークーラー。EGR配管と合流し吸気マニフォールドへ続く。この角度からだとトルクコンバーターの厚みが際立つ。前方視。カップリングファンの下がメインシャフト/プーリ。ベルトを介して右方がA/Cコンプレッサ、その上にアイドルプーリとウォータポンプか。アイドルプーリの右にはオルタネータが備わる。後方視。鋳鉄製のシリンダブロックは思いのほか背が低い印象。このブロックの精密鋳造に、豊田自動織機の技術が存分に生かされた。上から眺めたところ。インタークーラを水冷にしたことで配管を短くコンパクトにすることができる。ターボチャージャー単体も展示。ディーゼルエンジンでは常道のVGターボを採用する。トピックはコンプレッサ側が水冷であること。コンプレッサハウジングは入れ子状になっていて、ウォータジャケットを形成する。ホイール付近にはバイパス路を設けることで音と効率を改善した。