REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)
PHOTO●4ミニ.net https://4-mini.net
協力●ホンダコレクションホール
「スチューデントキット(STUDENT)」という、ホンダ純正のカスタムパーツを組み込んだ北米仕様のスーパーカブ。このパーツは、軽快さとシンプルさを追求したデザインがポイント。
キットは、カブラと同様のデザインのレッグカバー、専用のエンジンカバー、ノーマルとは形状の異なる小物入れ付きのサイドカバー。1970年まで、スーパーカブCA100やCA102(セル付き)とともに発売された。
「ボスキット(BOSS)」は、当時流行したストリートスクランブラーをイメージした外観がポイント。CA105T&CT90用のアップマフラー、バーハンドル、フロントフェンダーなどで構成した、“ハンターカブ”を彷彿させるフォルムに仕上がっている。1970年まで、スーパーカブCA100やCA102(セル付き)とともにリリース。
北米向けのスーパーカブ用としてリリースされた、「ロードスターキット(ROADSTER)」を装着したカスタム。1967年(昭和42年)に登場したスポーツモデル「ベンリイSS50」をイメージしたガソリンタンク&シート、専用サイドカバー、バーハンドル、フロントフェンダーなど、スポーティなフォルムが特徴。1970年まで、スーパーカブCA100やCA102(セル付き)とともに発売された。
■“Y部品”が組み込まれた伝説のスポーツモデル「ベンリイSS50」ってナニモノ? 「ラリーキット(RALLY)」は、レーシングフラッグ&ウイングマーク付きのロング型ガソリンタンク、「ベンリイSS50」風の細身のレーシングタイプシート、専用サイドカバー、バーハンドル、フロントフェンダー、2人乗りも可能なセミロングシートなどで構成。燃料タンクはFRP製で、インナータンクを内蔵。「ラリーキット(RALLY)」は1970年まで、スーパーカブCA100やCA102(セル付き)とともにリリースされていた。
写真は「ラリーキット(RALLY)」を装着したセルフスターター付きのスーパーカブCA102(1967年式)。CM90用ヘッドライトケースや、丸型マイルメーターに変更しているのもポイント。
●スーパーカブCA100/102の主要SPEC
エンジン:空冷4スト単気筒OHV49cc/最大出力:4.3ps/9500rpm/最大トルク:0.33kgm/8000rpm/ミッション:自動遠心式3速リターン/重量:55kg