・月間販売台数 7263台(19年1月〜6月平均値)


・現行型発表 17年5月(マイナーチェンジ 18年1月)


・JC08モード燃費 35.2 ㎞/ℓ ※「B」「L」系のFF車




REPORT●塚田 勝弘(TSUKADA Masahiro)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)


MODEL●住吉 史衣(SUMIYOSHI Fumie)




※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

親しみやすさを掲げながらも直線を基調としたラインで、男女を問わず乗りやすいエクステリアと言えるだろう。カラードバンパー、リヤスポイラー、シルバードアアウターハンドルにより質感を向上させ、LEDヘッドランプは、「X “SAⅢ”」以上に標準装備。

■G“SAⅢ”


全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1500


室内長×室内幅×室内高(㎜) 2025×1345×1240


ホイールベース(㎜) 2455


トレッド(㎜) 前/後 1305/1295


車両重量(㎏) 670


エンジン種類 直列3気筒DOHC


総排気量(㏄) 658


最高出力(kW[㎰]/rpm) 36[49]/6800


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 57[5.8]/5200


燃料タンク容量(ℓ) 28(レギュラー)


トランスミッション形式 CVT


駆動方式 FF


タイヤ・サイズ 155/65R14


最小回転半径(m) 4.4


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 34.2


車両本体価格 120万9600円

居住性

後席 シート高600㎜
前席 助手席シート高590㎜


前席は背もたれが大きなヘッドレスト一体式を採用し、ホールド性、座り心地もまずまず。後席のヘッドレストは「X “SAⅢ”」以上に標準で、ほかはオプションになる。後席は足元こそ広いが、平板な座面は前後長も短めで、長距離移動だと疲れを誘いそう。

先進安全装備

先進安全技術を普及価格帯にも採用している同社らしく、エントリーモデルでも充実している。衝突被害軽減ブレーキは、対車両が約4〜80㎞/h、対歩行者が約4〜50㎞ /h。誤発進抑制は前後ともに約10㎞/h以下で作動。

撮影車両データ

ボディカラー:スカイブルーメタリック


オプション装備:ワイドスタンダードメモリーナビ(12万4200円)/純正ナビ装着用アップグレードパック(1万9440円)/ETC車載器〈エントリーモデル〉(1万7280円)/カーペットマット〈高機能タイプ/グレー〉(2万153円)

ボディカラー

インパネ

上位グレードはアッパーをブラック、ロワをベージュに塗り分けることで、ビジネスライクな印象を払拭している。最上級の「G“SAⅢ”」は、チルトステアリング、プッシュボタンスタート、オートエアコンなどを標準装備する。

ラゲッジルーム

【通常時】奥行き360㎜
【後席格納時】奥行き1250㎜ 高さ750㎜ 幅890㎜


リヤシートはスライドしないため、荷室を広げるには一体可倒式の背もたれを前倒しするしか選択肢はないが、シンプルに倒すだけなので、ふたりまでの乗車が多いのであれば不都合はないはず。後席格納時は1.2mを超える奥行きがあり、日常の少し大きめの荷物や買い物にも対応してくれそうだ。

うれしい装備

箱型ティッシュが収まるセンターフロアトレーは、前席両側から届きやすい位置で、ティッシュの下にもスマホなどを置けるスペースがある。

運転席と助手席のシートヒーターは、最上級の「G“SAⅢ”」にのみ標準装備する。冬場や寒い日の朝など、始動直後から温まるのがうれしい。

燃費重視のエコカーモデルらしく、メーターパネルのディスプレイにアイドリングストップ時間、ガソリン節約量、平均燃費などを表示する。

バイヤーズガイド

X“SAⅢ”

価格と装備のバランスでいくと「L“SAⅢ”」か「X“SAⅢ”」の二択。「L“SAⅢ”」は見た目がちょっと安っぽくはなるが、車重が軽く動力性能は明らかに活発で、13インチを履いて乗り心地も市街地メインならより快適。

装備が充実しているのは上位2機種。オート格納式もしくは、電動格納式ドアミラーは「X“SAⅢ”」以上に標準で、ほかはディーラーオプション。「G“SAⅢ”」は14インチアルミホイールで、「X“SAⅢ”」は14インチフルホイールキャップ。

情報提供元: MotorFan
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