・月間販売台数 2121台(19年1月〜6月平均値)


・現行型発表 14年11月(一部改良 17年11月)


・JC08モード燃費 25.4 ㎞/ℓ ※「D」「L」のFF車。




REPORT●工藤貴宏(KUDO Takahiro)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)


MODEl●大須賀あみ(OSUGA Ami)




※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

全幅 1475㎜ 全高 1835㎜ ミラー・トゥ・ミラー 1810㎜
開口高 570㎜


全長 3395㎜ 最小回転半径 4.4m〜4.7m

スーパーハイトクラスの中でも飛びぬけて背が高い車体が特徴。新型タントより80㎜も高く、その分、室内空間が広いのだ。側面の後席後ろにある窓はあえてドア側の窓よりも高い位置とし、背の高さを強調している。

■Gターボ“レジャーエディションSAⅢ”


全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1835


室内長×室内幅×室内高(㎜) 2215×1345×1455


ホイールベース(㎜) 2455


トレッド(㎜) 前/後 1305/1295


車両重量(㎏) 1020


エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ


総排気量(㏄) 658


最高出力(kW[㎰]/rpm) 47[64]/6400


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 92[9.4]/3200


燃料タンク容量(ℓ) 36(レギュラー)


トランスミッション形式 CVT


駆動方式 FF


タイヤ・サイズ 165/55R15


最小回転半径(m) 4.7


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 23.8


車両本体価格 171万7200円

乗降性

ステップ高 320㎜ 助手席シート高 740㎜
シート高 740㎜ ステップ高 370㎜


ウェイクが同クラスの他モデルに比べて特に優れている要素はふたつ。ひとつは開口部の天地高が高いこと。天井を気にせず乗り降りできる。もうひとつは高い前席の着座位置。身体の上下動が少ないスムーズな乗降を実現。

先進安全装備

幾度かのバージョンアップを受け、2017年11月以降のモデルはステレオカメラを組み合わせた「SAⅢ」に進化。軽自動車用としては高機能で、衝突被害軽減ブレーキが有効な上限速度は80㎞/h。歩行者検知も行なう。

撮影車両データ

ボディカラー:フレッシュグリーンメタリック


オプション装備:パノラマモニター対応純正ナビ装着アップグレードパック(5万7240円)/8インチスタンダードナビ安心ドラレコプランA(21万1702円)/ドライビングサポートパック(1万6200円)/カーペットマット〈高機能タイプ・グレー〉イージーケアフロア用(2万5553円)/他

ボディカラー

インパネ

メーターを中央かつインパネに埋め込むように配置することで、左右に渡って上面をフラットにし、広い視界を実現。また、ボンネットを見やすくすることで車両感覚のつかみやすさにも貢献している。メーターは速度計が大きく、数値を把握しやすい。

前席



ミニバン並みの見晴らしを狙い、あえて着座位置を高く設定。スーパーハイトクラスの中でも特にアップライトな姿勢で、他車と差別化している。ハンドルのチルト調整や運転席高さ調整はオプションとして用意。

後席



足元の広さに加えて高い天井と大きな窓が圧倒的な開放感を生む。高い室内高は、子どもの着替え時などにもメリットを実感できる。全グレードともに左右独立のリクライニングを備え、好みの着座姿勢を取れる。

ラゲッジルーム

【通常時】奥行き 320㎜
【後席格納時】高さ 1140㎜ 奥行き 1450㎜ 幅 875㎜


特異なパッケージングのメリットのひとつが、広い荷室。前後方向に関しては一般的なスーパーハイト水準だが、天地高があるのでスノーボードを立てて積んだりと使い方次第でとても効率の良い荷物積載ができる。後席は左右独立で240㎜のスライドができるため、畳まずに荷室を拡大可能だ。



うれしい装備

高さを2段階に調整できるボードは、上下に分けて荷物を効率良く積むなど荷室のアレンジ幅を広げてくれる。「L“レジャーエディションSAⅢ”」以上に装備。

助手席は背もたれを前に倒すと水平になる。上面は樹脂のトレーになっているので、テーブルとして活用可能だ。後席で子どもの世話をするシーンにも役立つ。

助手席座面下は収納スペースになっており、靴も収まる。取扱説明書一式や折り畳み傘の常備場所としても使える。

“レジャーエディション”の床は防水素材なので、汚れても簡単に拭き取ることができる。シートは全車とも撥水素材だ。

「PWR」と書かれたハンドルのボタンを押すと、エンジン回転を高く保ってアクセルを踏んだ時の反応が良くなる。

大型ボックスティッシュや一眼レフカメラも置ける大容量のトレーを助手席前に用意。軽自動車最大級のインパネ収納だ。

“レジャーエディション”の荷室には、4個の壁フックと荷室床面フック、そして固定ベルトが追加される。

荷室床下空間も大容量で、FF車ではなんと約90ℓ(4WDは約16ℓ)。2ℓペットボトルが24本も入るのだから立派だ。

シートアレンジ

2名乗車+長尺ラゲッジスペース
フルフラット状態


助手席前倒し機構とラゲッジボードの活用により、荷室から助手席部分まで大きな段差のない床をつくることができる。これを活かせば前後に2名乗車できる状態で自転車を2台積んだり、サーフボードの積載も可能だ。

便利機能を特別装備したお買い得車

パノラマモニター対応の純正ナビ装着用アップグレードパックが標準化されるだけでなく、「Gターボ“リミテッドSA Ⅲ”」はパーソナルライト系をLED化、「L“リミテッドSAⅢ”」はLEDスタイルパックが特別装備される。

バイヤーズガイド

D“SAⅢ”

L“SAⅢ”

Gターボ “SAⅢ”

ボディが重いので「Gターボ」を選んだ方が良い。ただし、「Gターボ“レジャーエディション”」は15インチアルミホイールになるため、最小回転半径が少し悪化するから注意が必要。チルトステアリングや運転席シートリフター、パワーモードへの切り替えスイッチが付くドライビングサポートパックは、価格が手頃なので必ず選んでおきたい。

「D」グレードに対し、「L」や「Gターボ」は非接触式キー、電動スライドドア、オートエアコンなどが追加される。“SAⅢ”は自動ブレーキをはじめとする先進安全装備装着車で、“レジャーエディション”は防水の荷室床などを採用。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈ダイハツ・ウェイク〉軽自動車最大の居住性と積載量が魅力【ひと目でわかる最新軽自動車の魅力】