・現行型発表 14年11月(一部改良 17年11月)
・JC08モード燃費 25.4 ㎞/ℓ ※「D」「L」のFF車。
REPORT●工藤貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)
MODEl●大須賀あみ(OSUGA Ami)
※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■Gターボ“レジャーエディションSAⅢ”
全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1835
室内長×室内幅×室内高(㎜) 2215×1345×1455
ホイールベース(㎜) 2455
トレッド(㎜) 前/後 1305/1295
車両重量(㎏) 1020
エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
総排気量(㏄) 658
最高出力(kW[㎰]/rpm) 47[64]/6400
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 92[9.4]/3200
燃料タンク容量(ℓ) 36(レギュラー)
トランスミッション形式 CVT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 165/55R15
最小回転半径(m) 4.7
JC08モード燃費(㎞/ℓ) 23.8
車両本体価格 171万7200円
ウェイクが同クラスの他モデルに比べて特に優れている要素はふたつ。ひとつは開口部の天地高が高いこと。天井を気にせず乗り降りできる。もうひとつは高い前席の着座位置。身体の上下動が少ないスムーズな乗降を実現。
ボディカラー:フレッシュグリーンメタリック
オプション装備:パノラマモニター対応純正ナビ装着アップグレードパック(5万7240円)/8インチスタンダードナビ安心ドラレコプランA(21万1702円)/ドライビングサポートパック(1万6200円)/カーペットマット〈高機能タイプ・グレー〉イージーケアフロア用(2万5553円)/他
ミニバン並みの見晴らしを狙い、あえて着座位置を高く設定。スーパーハイトクラスの中でも特にアップライトな姿勢で、他車と差別化している。ハンドルのチルト調整や運転席高さ調整はオプションとして用意。
足元の広さに加えて高い天井と大きな窓が圧倒的な開放感を生む。高い室内高は、子どもの着替え時などにもメリットを実感できる。全グレードともに左右独立のリクライニングを備え、好みの着座姿勢を取れる。
特異なパッケージングのメリットのひとつが、広い荷室。前後方向に関しては一般的なスーパーハイト水準だが、天地高があるのでスノーボードを立てて積んだりと使い方次第でとても効率の良い荷物積載ができる。後席は左右独立で240㎜のスライドができるため、畳まずに荷室を拡大可能だ。
助手席前倒し機構とラゲッジボードの活用により、荷室から助手席部分まで大きな段差のない床をつくることができる。これを活かせば前後に2名乗車できる状態で自転車を2台積んだり、サーフボードの積載も可能だ。
ボディが重いので「Gターボ」を選んだ方が良い。ただし、「Gターボ“レジャーエディション”」は15インチアルミホイールになるため、最小回転半径が少し悪化するから注意が必要。チルトステアリングや運転席シートリフター、パワーモードへの切り替えスイッチが付くドライビングサポートパックは、価格が手頃なので必ず選んでおきたい。