・現行型発表 14年2月(一部改良 18年5月)
・JC08モード燃費 22.2 ㎞/ℓ ※「T」系のFF車
REPORT●山本晋也(YAMAMOTO Shinya)
PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)
MODEL●藤木由貴(FUJIKI Yuki)
※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■カスタムT Safety PLUS Edition(特別仕様車)
全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1775
室内長×室内幅×室内高(㎜) 2235×1320×1400
ホイールベース(㎜) 2430
トレッド(㎜) 前/後 1300/1290
車両重量(㎏) 960
エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
総排気量(㏄) 659
最高出力(kW[㎰]/rpm) 47[64]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 98[10.0]/3000
燃料タンク容量(ℓ) 30(レギュラー)
トランスミッション形式 CVT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 165/55R15
最小回転半径(m) 4.7
JC08モード燃費(㎞/ℓ) 22.2
車両本体価格 187万560円
実際に乗り込むと数値よりステップは高く感じるが、頭上スペースに余裕があるため、乗降性に難を感じない。後席は座面の高さが気になるが、Bピラーにアシストグリップがあり、小柄なパッセンジャーでも軽々と乗り込める。
ボディカラー:ホワイトパール/ブラックマイカ
オプション装備:特別塗装色(7万5600円)/フロアマット〈デラックス〉(2万649円)/ETC車載器(2万4451円)/ドライブレコーダー(3万7929円)
フロントはベンチシートタイプで、運転席の方が助手席より大きめだ。クッション性も高く感じる。ダイヤル式のシートリフターとステアリングのチルト機構を備えたことによりポジションは調整しやすい。
後席は左右独立で最大260㎜のスライドが可能。最前位置まで動かしても膝まわりの余裕は十分に確保されている。ダイブダウンで格納するタイプだが、その影響もあってかシートバックが小ぶりな印象を受ける。
後席のスライドによりラゲッジスペースのサイズを調整しやすいが、フロア部分にレールが残ってしまう(レール後端までの奥行きは390㎜)ので、大きな箱などを積む時には注意が必要だろう。また、後席をフラットに格納する際には、あらかじめ最後端にスライドしておく必要があることも覚えておきたい。
後席を格納するとフラットなラゲッジフロアが現れることもあり長尺物が積みやすい。ただし、助手席を前にスライドさせると足元が厳しいので、場合によっては助手席に座るのは難しいこともあるだろう。ライバルに比べ、開口高が高いため重い荷物の積載性は不利だ。
eKスペースはデイズルークスと違って、標準車にも動力性能に余裕があるターボの「Tセーフティパッケージ」を設定する。価格は自然吸気エンジンの「G セーフティパッケージ」に比べて10 万5840円高いが、アルミホイールやクルーズコントロールも加わる。そうなると実質6万円前後でターボが装着されるから、「Tセーフティパッケージ」が買い得だ。