BMWグループのMINIはフランクフルトモーターショー2019で、7月に欧州で発表されたピュアEV「MINIクーパーSE」を披露した。

184ps/270Nmのモーターを搭載。最大航続距離は270km

 3ドアをベースに誕生したMINIクーパーSEには、184psと270Nmを発揮するモーターを搭載。7.3秒の0-100km/h加速と150km/hの最高速をマーク。バッテリーのエネルギー容量は32.6kWhで、最大270kmの航続距離を実現している。

 走行モードは「スポーツ」、「ミッド」、「グリーン」、「グリーン+」の4モードを設定。「グリーン+」は航続距離を最大限に確保するため、エアコンやシートヒーターといった快適装備が制限されるか無効になる。

 エクステリアではフロントマスクやリヤエプロン、ホイール(標準で16インチ、オプションで17インチを設定)が専用デザインとなるほか、フロントフェンダーやリヤゲートにEVであることを示すバッジを装着。随所にイエローの差し色が用いられる点もクーパーSEの特徴だ。

 インテリアでは、メーターパネルに5.5インチカラースクリーンを専用装備。このメーターではバッテリーの充電レベルや走行モード、運転支援システムのステイタスといった情報も表示される。始動用トグルスイッチやシフトセレクター、ダッシュボードにはイエローのアクセントが入る。

 センターパネルに備わる6.5インチタッチスクリーンはコネクトナビゲーションが標準で備わるほか、インターネットプラットフォームの「MINIオンライン」やApple CarPlayなどに対応。「MINIコネクトApp」をインストールすれば、スマートフォンでバッテリーの充電状況をはじめとする各種車両情報が確認できる。

 さらに同ショーでMINIブランドは、カントリーマン(日本名クロスオーバー)のプラグインハイブリッド車「MINIクーパーSEカントリーマン・オール4」の改良モデルを披露。




 MINIクーパーSEカントリーマン・オール4には、3気筒エンジンとモーターの組み合わせにより、システム総合で221psを発揮。0-100km/h加速を6.8秒でこなす加速性能が与えられている。

 新型では、バッテリー容量を従来の7.7kWhから10.0kWhに増やし、航続距離が最大57kmに拡大。ハイブリッド燃費は最高52.6km/Lに向上している。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 MINIのピュアEV「MINIクーパーSE」がショーデビュー!【フランクフルトモーターショー2019】