後席のニースペースは58mm増したということで、ファミリーカーとしての実力は大きく向上したと言えるだろう。(なお、記事中の数値はヨーロッパ仕様のもの)
全幅を35mm、全高を30mm拡大。なだらかに後方が下がっていくルーフデザインだが、後席乗員のためのヘッドルームは11mm拡大され、快適な空間となった。
ボディサイズが拡大されたこともあり、新型の最小回転半径はプラス0.15m。とはいえ、その差はわずかなので、取り回し性に大きな違いは感じられないだろう。
また、用意されるホイールサイズは現行型が16~18インチであるのに対して、新型は16~19インチと充実。より迫力あるスタイリングに仕立てることも可能だ。
ボディ拡大の恩恵を受けたのはラゲッジルームに関しても同様で、新型の最大幅は1072mm。現行型に対して容量は約20%拡大されており、後席を格納することによって1088ℓにまで広げることができる。
バイクからインスパイアされたという現行型に比べれば、幾分落ち着いたデザインとなった新型ジュークの室内。ソフトパッドを用いることによって質感向上が図られており、1クラス上の印象をもたらしてくれる。
現行のガソリンエンジン車の場合、1.6ℓに5速MTまたはCVTという組み合わせだったパワートレインは、新型になって1.0ℓターボに6速MTまたは7速DCTという組み合わせに変更。スポーティかつエコな走りに寄与する。