8月29日、ポルシェはミドルサイズSUVの「マカン」に、トップグレードとなる「マカンターボ」を設定したことを発表した。

スポーツクロノパッケージ装着で0-100km/h加速4.3秒を実現

 マカンターボに搭載するエンジンは、440psと550Nmを発揮する2.9ℓのV型6気筒ツインターボ。このエンジンは先代型マカンターボに搭載された3.6ℓV型6気筒ターボと比べて、排気量をダウンサイジングさせながら、最高出力が40ps上乗せされている。




 トランスミッションは7速PDKで、PTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)を組み合わせた4WDを採用。4.5秒の0-100km/加速、270km/hの最高速を実現している。さらにオプションのスポーツクロノパッケージを装備すると、0-100km/h加速は4.3秒に短縮され、先代型マカンターボより0.3秒速いことになる。ちなみに270km/hの最高速は先代型比で4km/hのプラスだ。

 エクステリアは、フロントエプロンとリヤのダブルウイングにより、マカンターボ独特のルックスを表現。3つの大型エアインテークとハイレベルフロントライトを備えた専用フロントエプロンと、PDLS(ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム)を組み込んだLEDヘッドライト、20インチのマカンターボホイール、スポーツデザインサイドスカートなどにより、トップモデルにふさわしいステイタスをアピールする。ツインテールパイプを組み合わせるスポーツエキゾーストシステムが標準装備され、高水準の走りを視覚や聴覚でも感じさせる。

 ブレーキシステムで標準装備されるのはPSCB(ポルシェ・サーフェス・コーテッド・ブレーキ)。これはディスクにタングステンカーバイドコーティングが施され、従来の鋳鉄製と比べてレスポンスは速く、摩耗が少ないのが特徴。ブレーキダストは最大90%低減されている。ハイグロスのブレーキディスクにホワイトのブレーキキャリパーを組み合わせるこのPSCBは、他グレードでもオプションで選ぶことができる。

 そのほかの装備では、スムーズレザー仕上げのレザートリムや、18ウェイ電動調整機能とコンポートメモリーパッケージを備えたアダプティブスポーツシート、10.9インチフルHDタッチスクリーンを組み合わせるPCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント)、14個のスピーカーと665Wの出力を備えたBOSEサラウンドサウンドシステム、ポルシェコネクトといったアイテムを採用。アダプティブクルーズコントロールを含む新しいトラフィックジャムアシストといった運転支援機能は、オプションで設定されている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 新型マカンにもターボが登場