マツダは、2014年の本賞受賞以降、さらなる安全性向上のため地道に開発を継続し、新型「マツダ3」において、前方視界を広く素早くクリアにするために進化したワイパーと、運転席から見えるAピラーの太さや形状を細かく作り込み、死角が広がらないようなAピラーの造形を採用。
従来、ワイパーに関して、雨天時の運転席側Aピラー付近の拭き残しや、ウォッシャー液噴射による一瞬の視界不良、ワイパー不使用時の視界のさらなる拡大が課題だったが、「マツダ3」において、ワイパー払拭範囲の拡大、新採用のワイパーアームからのウォッシャー液噴射機構、ワイパー不使用時にボンネット下へワイパーを完全に格納することにより、これらの課題を克服。また、従来のAピラーとドアミラーの配置の工夫に加え、Aピラーそのものの形状を見直し、これまで以上に広い視界を確保することに成功した。