交差点での右折は、自動車の安全な自動運転を実現するための課題の一つ。「ロボットと共生する社会」の実現に向けて、IHI技術開発本部は、これまで培ってきたセンシング技術を活用し、公道に設置したレーザレーダが検知した交差点内の対向車両の状況を、専用のLTE回線(4G回線)を介してリアルタイムで自動運転バスに通知し、自動運転バスの右折支援を行う。
今回、公道に設置するIHIの三次元レーザレーダは、あらかじめ定めた範囲内の物体の位置・形状をレーザ光によって計測し、対象物を的確に検知することが可能で、国内外で2000台以上の納入実績がある。2015年からシンガポール科学技術研究庁A*STAR(Agency for Science, Technology, and Research)と共同で、自動運転車両による公道交差点での右折支援の実証試験を行うなど、安全な道路交通社会の実現に向けて、センシング技術のさらなる高度化に向けた研究開発にも取り組んでいる。
【実証試験の概要】<予約サイト> https://buscatch.jp/dtod/enoshima.php
1. 日程:2019年8月21日(水)~30日(金)(土曜・日曜日を除く)
※ 一般モニターの試乗は26日(月)~30日(金)
※ 天候・災害等の理由により中止になる場合があります
2.運行ルート:県立湘南海岸公園中部バス駐車場 ⇔ 湘南港桟橋バス停
※ バス停を1箇所設置(江ノ島水族館前バス停)
3.運行時間:10時から16時まで往復5便
4.内容:一般車両や自動車、歩行者が行き交う環境での自動運転バスの走行検証および自動運転バスの実用化に向けたサービス面を検証
5.使用車両:日野ポンチョをベースにした自動運転車両(定員8名)を用いて,レベル3※7相当で走行
6.乗車方法:一般試乗には事前予約が必要。以下のサイトにて先着順で受付(募集人員400名)。
※ 乗車料金はかかりません。