PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
今、中高年の2~3人に1人が、尿のトラブルを抱えていると言われています。
尿のトラブルとは、ズバリ、頻尿。夜間に何度もトイレに行きたくなり、睡眠時間が削られるのでツライ、なんて人も少なくないようです。
夜間の頻尿に加え、中高年の悩みの1つが、昼間に突然やってくる尿意。若い頃は、仮に尿意をもよおしても、20分や30分なら、平気で我慢できた。しかし、中高年になった今では、たった10分間我慢するだけでも辛い……。
中高年になって尿意が我慢できない現象は、一般的に、尿を溜める膀胱の伸縮性が弱まっているのが主な原因。若い頃は膀胱が活発に動き、多量の尿を溜めることができたけれど、中高年になると、昔のように尿を溜めることができない。
そんな方々にオススメしたいのが、携帯用トイレ。100円ショップに行けば、1個100円+消費税で手軽に入手可能です。
今回、実際に購入してシミュレーションしてみましたが、その便利さに驚き! おしっこを素早く固め、チャック(ジップロック式)で臭いもシャットアウト。
「次のサービスエリアまで、あと〇〇キロかぁぁ……」という、あの地獄の苦しみ!? が、わずか100円+消費税で解消できるなんて、何とアリガタイことか!
中高年の急な尿意はもちろん、小さなお子様の「パパ、おしっこ~!」という、あのドキッとする突然の叫びも、これがあれば心配なし。ダッシュボードに常備しておきたい、もしもの時の“転ばぬ先の杖”なのです。
「携帯用ミニトイレ」「エチケット袋」とも、受け口の形状が異なるだけで、本体のサイズや素材は同じ。どちらも約300ccまで適応。それぞれのポイントは下記の通りです。
【携帯用ミニトイレ】
・車の中や介護の時など、場所を選ばずに使用可能
・お子様、お年寄り、男性、女性、どなたでも使用可能
・おしっこは素早く固まり、臭いも閉じ込める
・袋は不織布とポリエチレンを二重貼りにし、ファスナーを付けているので、肌に優しく安全
【エチケット袋】
・水分を素早く固めて、臭いを閉じ込める
・受け口は水分を弾くソフトな素材を使用
・袋は不織布とポリエチレンを二重貼りにし、ファスナーを付けているので漏れない
「携帯用ミニトイレ」に液体を注入。受け口は、子供でもオシッコがしやすい形状にカットされているのがポイントです。
「携帯用ミニトイレ」「エチケット袋」ともに、受け口は水分を弾くソフトな素材を採用。外に染み出たり、漏れたりしないので、衛生面も安心。
約300ccの液体をすべて注入したところ。吸収性ポリマーが、液体を徐々にゼリー状へと変えていきます。液体が固まりにくい場合は、チャックを閉めた状態で軽く振ればOK。
試しに、液体を注入した袋を、逆さに持ってみます。ファスナー(ジップロック)によって密封性は抜群。臭いが漏れる心配もなし。
中身がゼリー状に固まれば、同封の黒いビニール袋に収納。そのままゴミ箱に捨てず、必ず持ち帰りましょう。
完全にゼリー状になった液体。指で触れてみると、プニュプニュした感じに変化しました。外に漏れ出すこともないので安心。
ゼリー状になった中身は、トイレに流すこと。白い袋は、不燃ゴミとして(各自治体の指示に従うこと)捨てましょう。