もちろん、各都道府県個々の導入台数を考えれば、いまのところそれほど怖い存在とは言えないだろう。確かにすでに100や200じゃ収まらないほどの目撃情報が集まってきているし、SNSなどでも連日、様々な情報がアップされているが、例えば、宮城県の実績では半年間で130回と1日に1回にも満たないというのが実情。一般ドライバーにしてみれば「まだ、見たことない」人が大勢を占めるのでは?
強いて言えばだが、導入都道府県の内、やけに熱心に可搬式オービスによる取り締まりを行っていると見られる、岩手県、秋田県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、岐阜県、奈良県、兵庫県、福岡県あたりに注意と言ったところか。
とにかく、従来のネズミ捕りにも移動オービスにも、測定方法や事後処理が違うだけでスピード違反者を検挙するという目的は同じだし、結果的に警察がパンクする恐れのある移動オービス大量増殖は、問題含みの「速度違反金制度」が実現しない限り、ありえないこと。世間は何かと大騒ぎしているようだが、賢いドライバーは、あくまでも冷静に、安全運転で対処しましょう!
★可搬式移動オービス導入都道府県(2019年7月現在/導入予定も含む)移動オービス導入の原点は、こちら!令和元年、交通取り締まりの傾向と対策は、こちら!
■北海道・東北
北海道/青森県/秋田県/岩手県/宮城県
■関東甲信越
栃木県/群馬県(入札公募済み)/埼玉県/千葉県(入札公募済み)/東京都/神奈川県/山梨県
■中部・北陸
長野県/富山県
■東海・近畿
静岡/滋賀県/愛知/岐阜/三重県/和歌山県(2019年3月~)/奈良県/京都府(目撃情報あり)/兵庫県
■中国・四国
岡山県/広島県(2019年4月~)/島根県/香川県/愛媛県(入札公募済み)
■九州・沖縄
福岡県/長崎県(入札公募済み)/佐賀県(2019年4月~)/大分県/熊本県/宮崎県
※( )内は当情報局が独自に入手した新規情報