REPORT●安藤 眞(ANDO Makoto)
図版解説●編集部
ノートで好評のe-POWERを搭載より商品性が向上
ボディ骨格も従来通り
システム全体をブラッシュアップ
メーター表示もe-POWER専用
e-POWER専用のインターフェース
しっかり身体を支持する2列目キャプテンシート
疲労感を軽減するゼログラビティシート
高さを抑えてウォークスルーも可能な大型センタートレー
各部に最新の知見が投入されたe-POWER
HR12DE直列3気筒エンジンを高出力化
エンジン型式:HR12DE
排気量(㏄):1198
種類・気筒数:直列3気筒
弁機構:DOHC 12バルブ
ボア×ストローク(㎜):78.0×86.3
圧縮比:12.0
最高出力(kW[㎰]/rpm):62[84]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):103[10.5]/3200-5200
使用燃料:レギュラー
燃料タンク容量(ℓ):55
モーター型式:EM57
最高出力(kW[㎰]):100[136]
最大トルク(Nm[㎏m]):320[32.6]
ノートe-POWERと同じながらパワー&トルクを向上
e-POWERは100%モーター駆動のHV
EV走行を活用できるふたつのモード
ボタンひとつでドライブモードを切り替え
走行状況の90%をペダルの踏み替えなしで走行できる
e-POWER Driveは約8割の使用比率
「Sモード」のSは“スマート”のS
「Sモード」はノーマルモードと同様の走りを楽しめる加速性を持ちながら、「ECO(エコ)モード」と同レベルのブレーキ回生により、バッテリー走行の比率が高く実用燃費を20%向上できる。
エンジンルーム内の乱流を抑える
リヤタイヤの空気抵抗を低減するデフレクター
空力性能を向上
空力ホイールの採用で車両サイドを整流
リヤサイドスポイラーで車両後方への風の巻き込みを抑制
エンジンアンダーカバーの装着で床下を整流
上記3点のうち、特に寄与率が高いのはサイドスポイラーなのだが、アピアランスへの影響もあるので見た目と空力効果を両立させるために苦労が多かったという。
ガソリン車に対して25アイテムの遮音仕様を向上
● ルーフ前側制振材追加
● フロントルーフレールマスダンパー追加
● フロントウインドシールド遮音ガラス化
● Ext.カウルトップ吸音材追加
● フロントドアガラス厚板化
● 高遮音性ダッシュインシュレータ
● 高遮音性フロントカーペット
● 高遮音性センターカーペット
● ダッシュ/フロアメルシート追加
● フロントキッキングプレート裏吸音材追加
● ダッシュサイドフィニッシャー裏吸音材追加(RH)
● フロントフェンプロ吸音材追加
● フードインシュレータ厚みアップ
● インパネ裏吸音材追加
● ダッシュロア吸音材面積拡大
● CPMダクト吸音材追加
● カウルカバー吸音材追加
● エアインテーク遮音構造強
● エンジンマウントブラケット高剛性化
● 吸気チューニングホール追加
● エキマニカバー発音低減ビード追加
● EGRカバー発音低減ビード追加
● ドライブシャフトダイナミックダンパー周波数変更
● エンジンアンダーカバー吸音素材化
● フロントサスペンションメンバーダイナミックダンパー追加
ひとクラス上の静粛性を実現
マクファーソンストラット式フロントサスペンション&トーションビーム式リヤサスペンション
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前後のサスペンション形式は従来通りだが、スプリングとスタビライザー、前後のダンパーは専用チューニングによってe-POWERに最適化された。ガソリン車に対し重い重量は乗り心地に活きた。