だが、レーザー式移動オービスの登場から2年を経て、ようやく、ユピテルからリリースされた国内初となるレーザー&レーダー探知機、LS300は、すでに各メディアでテストされ、高評価を得ているが、それに続けといわんばかりに、本日(6/21)、コムテックから国内第二弾となる、レーザー&レーダー探知機「ZERO 807LV」が満を持して登場。選択肢が増えたと言う意味でも、ドライバーにとって嬉しいできごとであることには間違いない。
まずは肝心なレーザー探知機能だが、照射距離が短く、捉えることが難しいレーダー波に対して、レーザー波の受光部に凸レンズを採用することで、より早く、受光することを可能にしている。なぜそうなるかは、話が長くなるのでここでは割愛するが、気になるのは、「20~50m」(諸説あり)と言われているレーザー式移動オービス、LSM-300に対して、一体、何m手前で探知するのかと言うこと。これは後日のテストで、ぜひレポートしたい。
オプションとはなるが、ぜひ、チョイスしたいのが、この「レーザー&レーダー取締共有システム」。レーザーやレーダーを受信すると、自動的にその位置情報をコムテックサーバーに送信し、同じシステムを使っているユーザー同士で、その情報をリアルタイムに共有できるというものだが、うまい具合に自分が走っているエリアの情報を受信できれば、心に余裕が生まれるというもの。
たとえ自車の「ZERO 807LV」でレーザー波やレーダー波を受信できても、探知距離や走行速度などによっては警報が後の祭りになるケースも十分考えられるだけに、このシステムは、ぜひ活用したい。もちろん、当情報局では、その有効性もをテストするつもりだ。
ちなみに、今までに何度もお伝えしてきたが、当情報局は別にスピード違反を容認するつもりはない。
すでに、このレーザースキャンシステムでの速度測定(取り締まり)により、何人ものドライバーが検挙されているようだが、その測定精度は公に証明されていないと言うのも事実。たった1km/h違うだけで、青切符が赤切符になるケースもあるわけだから、その測定方法が完全無比でなければ我々ドライバーも黙ってそれを受け入れるわけにはいかない。
「1000回テストしたが誤差は1回しか出なかった。だから正確だ」(走行車1万台に対して10台がえん罪となるということ。)というのが警察の論拠であることを、ぜひ知って欲しい。とにかく、科学的に裏付けされていない、あるいはそれがドライバーに説明されていない、いわゆる不当ともいえる取り締まりには、断固、対抗していくべきではないだろうか?