まずはレーザーによる測距(=Lidar/Laser Imaging Detection and Ranging)の特徴を知っておこう。
その測定方法は、3Dスキャンによって対象物を立体的に捕捉し、その捉えた立体の移動時間と距離によって速度を測るというもの。噂では複数車線を走るクルマすべてに対応しているといわれていたが、実際には測定できるのは、先頭車両のみということらしい。それは、LiHのカメラ&ストロボがそれぞれ一車線のみを狙っていることからも推測できるハズ(センサーはひとつ)。つまり、レーザー式の取り締まりに対しては、クルマの流れの中では、できるだけ、その先頭を走らないように心がけるというのも、ひとつの対応策かも知れない。
余談だが、そういう意味では、射程内に入った走行車の速度を同時に測定し、撮影車両の個々の識別もできるセンシス・ガスト社のレーダー式移動オービス、MSSSのほうが優れていると言えるだろう。
実践テスト時の探知距離は、300m手前!