TOYO TIRES(トーヨータイヤ)は5月31日、SUVをターゲットとした全天候型オールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシアス)」を8月1日より発売すると発表した。北米や欧米ではすでに導入されており、日本市場では15〜17インチで全6サイズを用意。「スノーフレークマーク」打刻の承認を得ており、圧雪路面といった冬季降雪時期でも高い走行性能を発揮する。価格はオープンプライス。

北米や欧州で投入されていたモデルをついに日本市場でも展開

※1 乾燥路面と同様の性能を保証するものではない。※2 スタッドレスタイヤを含むいかなるタイヤもチェーン装着が必要。

 トーヨータイヤでは、オンロード向けの「PROXES(プロクセス)」とオフロード向けの「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」の2タイプのモデルをリリースしており、高い支持を得ている。




「プロクセス」は、高速安定性を基本としつつドライ/ウエットの各路面状況を問わず高いパフォーマンスを発揮する。「オープンカントリー」は、オンロード/オフロードと路面を選ぶことなくタフな走りを表現。それぞれが持ち味を発揮しユーザーニーズに応えている。




 今回発表されたのは、2015年から北米/欧州で投入されているオールシーズンタイヤ「セルシアス」。年間を通じて装着可能な全天候型タイプで、突然の降雪時でも安定した走行ができるのが特徴。予期せぬ冬季の荒天にも対応可能ということもあり、特に都市部のSUVユーザーにとっては朗報となることだろう。

「スノーフレークマーク」打刻承認のハイレベルなスノー性能

写真左がIN側、右がOUT側となる。トレッドにはともに3Dグリップサイプが施されている。

「スノーフレークマーク」とは、国連欧州経済委員会に規定されたシビアスノー要件を満たしたタイヤに与えられるもの。「セルシアス」は、トレッドコンパウンドにシリカの分散を向上させるアクティブポリマーを採用。それにより、サマータイヤに求められるウエット性能向上と転がり抵抗の抑制を実現するとともに、左右非対称パターンとすることで降雪路面での走行性能とドライ/ウエット性能のパフォーマンスアップを図っている。




 左右非対称を採用したことで、IN側にスノー性能を、OUT側にドライ/ウエット性能を備える。スタッドレスタイヤで劣りがちなドライ/ウエット路面でのウィークポイントをOUT側でカバーしグリップ力や接地性、操縦安定性をキープ。IN側にはジグザグブロックを採用し、降雪時に「スノートラクション」効果をもたらす設計を施すことで圧雪路面等のグリップ向上が施されている。

※画像はイメージ。

 大ブレイク中のSUVは、舗装路から悪路までシチュエーションを選ばずドライブを楽しむことができるモデル。シーズンを通じて装着できるタイヤならば、台風シーズンの激しいウエット路面だろうが冬季の圧雪路面だろうが、シーズンごとにタイヤの履き替えを行わなくてすむ。さらに、履き替えたタイヤを保管するためのスペース確保なども不要となるなどのメリットももたらしてくれる。




 ドライ/ウエット路面で能力を発揮するサマータイヤ、シャーベット/圧雪路面や凍結路面で効果的なスタッドレスタイヤと、各シーズンに合わせて設計されたことで得た持ち味はそれぞれに任すとして、様々なシチュエーションでもパフォーマンスを発揮するオールシーズンタイヤ「セルシアス」は、オールラウンドプレイヤーとして頼もしい存在といっても過言ではないだろう。

15インチ1サイズ、16インチ2サイズ、17インチ3サイズの全6サイズを用意

 165/60R15、215/60R16、215/65R16、215/60R17、225/60R17、225/


65R17の全6サイズを用意。価格はオープンプライスで、8月1日よりデリバリーを開始する。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 トーヨータイヤからSUV向けオールシーズンタイヤ「セルシアス」が登場|TOYO TIRES・CELSIUS