ジャスティは、衝突試験用ダミーの開発と製造を行う企業で、世界市場で高い評価を受けている。今回、人とくるまのテクノロジー展2019横浜のジャスティのブースに展示させていたのは、人体ダミーの中に装着し、衝突実験の際のデータを収集する機械式センサーであるスパイラル・トラックだ。
従来の機械式計測器に見られた経時的追随性を追求したバックラッシュゼロの先端機構を備え、複数のスリーブ状の円柱に螺旋構造の溝が彫り込まれた構造の変異計測器だ。これらのスリーブの上位下部の個別の伸縮にかかわらず、すべての円柱の沈み込み変位量を角度センサーで測定する構造で、円柱の組み合わせ個数とストロークを変えることで、あらゆる形状のダミーに組み込むことが可能だ。
下部には3軸の(x、y、z軸)回転式変位計が組み込まれ、斜め入力に対して正確な変位量を軸回転構造により計測することが可能となる。
同様の目的の光学式計測器も存在するが、誤差が3%程度と精度が高くなかった。スパイラル・トラックは、シンプルな構造で高い精度を持つのが特徴。すでに日本、米国、欧州、中国、インド、韓国、台湾で国際特許を取得しているため、今後は、業界のスタンダード計測器になる可能性も高い。