「ボルボ・カーズの将来は電動化にあり、内燃機関のその先を目指していくほかに道はありません。このたび締結したCATLおよびLG化学との契約を通じ、ボルボ・カーズが電動化目標を達成するためにどれほど意欲的であるかがおわかりいただけるでしょう。」
中国のCATLと韓国のLG化学はともに著名なバッテリーメーカー。いずれも世界の自動車産業にリチウムイオンバッテリーを供給してきた高い実績がある。
ボルボ・カーズにおける最初のバッテリー組み立てラインはベルギーのゲント工場内に建設中で、2019年末までに完成する見込み。このゲント工場で生産される初のピュアEVは「XC40」だ。同工場ではすでに、18年4月にグローバル市場への導入が発表されたXC40のプラグインハイブリッド仕様の製造がスタートしている。
なお、先に触れた「SPA2」は、ボルボが自社開発したSPAの次の世代の車両プラットフォームで、今後数年の間に採用される予定。SPA2を導入する最初のモデルは次世代版のXC90になる見込みだ。