月間登録台数:NO DATA


現行型発表:14年5月(グレード追加 19年2月)


JC08モード燃費:10.4km/ℓ ※2.0ℓ車




レポート●工藤貴宏(KUDO Takahiro)


フォト●平野 陽(HIRANO Akio)


モデル●住吉史衣(SUMIYOSHI Fumie)

ジープファミリーの中でも、飛び抜けて前衛的なデザインがチェロキーの個性。しかし、2018年10月の大規模変更でヘッドライトやテールゲートを刷新するほど大幅に意匠が変更され、初期モデルに比べるとアバンギャルド感は控えめ。落ち着きを増した。

■主要諸元 LIMITED


全長×全幅×全高(㎜):4665×1860×1725


室内長×室内幅×室内高(㎜):―


ホイールベース(㎜):2720


トレッド(㎜) 前/後:1580/1585


最低地上高(㎜):205


車両重量(㎏):1840


エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ


総排気量(㏄):1995


最高出力(kW[㎰]/rpm):200[272]/5250


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):400[40.8]/3000


燃料タンク容量(ℓ):60(レギュラー)


トランスミッション形式:9速AT


駆動方式:4WD


タイヤ・サイズ:225/55R18


最小回転半径(m):5.8


JC08モード燃費(㎞/ℓ):10.4


車両本体価格:479万円

先進安全装備

歩行者対応の前面衝突警報を装備。車両や歩行者などに接近するとまずはドライバーに音と光で警告し、最終的にはブレーキを作動させる。ただし、衝突を回避する領域までの強い減速は行なわないシステムだ。

ボディカラー

居住性

後席:シート高750㎜
前席:助手席シート高735㎜


高い着座位置を設定したフロントシートに本格オフローダーの血筋を感じる。後席はライバル(全長4.6m級輸入車)に対して足元が広めで、ヒール段差もしっかり確保されて姿勢が良好。「LIMITED 」のレザーシートは表面のふっくらとした感覚が印象的だ。

インパネ

有機的にまとめた意匠はカジュアルな雰囲気が漂う。8.4インチのタッチパネルディスプレイは全車に備わり、カーナビを組み込んでいるほかApple CarPlayなどでスマホのナビを活用することも可能。パーキングは電動式だ。

ラゲッジルーム

通常時:奥行き850㎜

後席格納時:奥行き1760㎜ 幅990㎜ 高さ730㎜

美点はふたつ。ひとつは後席にスライドが付いていて、後席を畳まず奥行きを拡大できることだ。スライド量は150㎜。もうひとつは、後席を格納した際の床がフラットになること。背もたれを倒すと連動して座面が沈み込み、段差が生じない構造を採用している。背もたれは左右6対4分割になっていて、片側だけを倒すことが可能だ。

うれしい装備

左右独立で行なえるシートスライドにより、通常は後席足元を広く、必要とあればシートを前に出してラゲッジスペースを拡大可能。

走行モードは「AUTO」のほか「SNOW」「SPORT」「SAND/MUD」、そして「TRAILHAWK」では「ROCK」も設定。

車両後方の様子はカメラを通じてディスプレイに映せる。車両後部側方からの車両の接近を知らせる機能も組み込まれている。

バイヤーズガイド

LIMITED

TRAILHAWK

2.4ℓ自然吸気は最大トルク23.4㎏mでJC08モード燃費10.2㎞/ℓのところ、新開発2.0ℓターボは40.8㎏mで10.4㎞/ℓと効率の良さで大きく勝る。車両価格に50万円の差はあるが、お薦めは圧倒的に後者だ。「TRAILHAWK」は4WDも違う。

「LONGITUDE」に対し、「LIMITED」は上級仕様、「TRAILHAWK」はオフロード性能強化仕様と違いが明確だ。「LIMITED」は18インチタイヤや革シート、「TRAILHAWK」はリヤデフロックやオフロードサスを搭載。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈ジープ・チェロキー〉改良でジープらしさが増した外装意匠【ひと目でわかる最新SUVの魅力】