現行型発表:11年11月(一部改良&ディーゼルエンジン追加 17年11月)
JC08モード燃費:13.4km/ℓ ※ディーゼル車
レポート●工藤貴宏(KUDO Takahiro)
フォト●平野 陽(HIRANO Akio)
モデル●芝 彰子(SHIBA Akio)
■主要諸元 AUTOBIOGRAPHY
全長×全幅×全高(㎜):4355×1900×1660
室内長×室内幅×室内高(㎜):―
ホイールベース(㎜):2660
トレッド(㎜) 前/後:1625/1630
最低地上高(㎜):210
車両重量(㎏):1860
エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ
総排気量(㏄):1995
最高出力(kW[㎰]/rpm):177[240]/5500
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):340[34.7]/1750
燃料タンク容量(ℓ):68(プレミアム)
トランスミッション形式:9速AT
駆動方式:4WD
タイヤ・サイズ:245/45R20
最小回転半径(m):5.5
JC08モード燃費(㎞/ℓ):10.6
車両本体価格:835万円
「スポーツ・コマンドポジション」と呼ばれ、デビュー時は「ランドローバーなのに極端に高くない」と話題になった運転姿勢。しかしながら、ボンネットをはじめ車体の見切りがいいのはさすがだ。後席は若干の閉塞感があるが、必要にして十分な広さを確保。
軟派なスタイル(!?)とは裏腹に、高い実用性を備えるのが魅力。例えば左右の壁はホイールハウスが小さい上にその後方を大きくえぐっているからゴルフバッグの横積みも可能だ。通常時の容量は5ドアが575ℓ、3ドアは550ℓとなる。後席格納は背もたれを前に倒すのみだが、床に段差が生じないのも自慢(ただし背もたれ部分は斜めになる)。
ガソリンとディーゼルの価格差は20万円程度なので、燃料代を抑えられるディーゼルの方がお薦め。「SE」だと装備が簡素なため、「HSE」あたりを選んでおきたい。予算に余裕があるなら、注目度抜群のコンバーチブルも面白い存在だ。