が、ほぼ直線でほとんど信号のない、いわゆるスピードの出やすい道路が、広大な大地に散在する北海道では、やはり、人手をわずらわせることなく取り締まりができるオービス(Hシステム)は、北海道警にとっても貴重な取り締まり手段であるはずなのだが、いまのところ、撤去ポイントに代替えの新規オービスが設置される気配はない。いわゆる取り締まり事情をよく知らない県外(道外)ドライバーがマイカーやレンタカーで道内を走り回る、これからの観光シーズンに向け、北海道警は交通取締にどう対応するのか、北海道民ならずとも、気になるところだ。
そこで考えられるのが、まずは、北海道警がこの4月に導入を発表した、可搬式移動オービスの活用だが、北海道警察の移動オービスの入札結果を見る限り、まだ1台しか導入されていない。たぶん、しばらくは試験運用され、実用に即していると判断されれば追加調達されるのだろう。今のところは増殖の可能性は低い。
その代わりに(?)、速度自動測定装置搭載車、いわゆるレーザーorレーダーパトカーと、可搬式速度測定装置、つまりネズミ捕り用のレーダーを相当数、調達しているところを見ると、やはり主役はまだ、従来の手段、というところだろう。
いずれにしてもこれからの観光シーズン、北海道警にとっては恒例の交通取締のかき入れ時であることは事実。特に北海道旅行を予定しているなら、文字通り、「知らない道には罠がある」という認識が必要です!
※撤去オービスの詳細は、現地調査終了後に、アップ予定