LIS2DTW12は、その他の複合センサよりもパッケージの高さを約30%低減しており(わずか0.7mm)、優れたバッテリ容量による長時間駆動が可能。50nAのパワーダウン・モード、1µA以下まで低減できる複数の動作モード、加速度信号を処理する専用の内部エンジン、メイン・コントローラの負担を軽減する32レベルの大容量FIFOなどの省電力機能を備えているため、機器の充電回数を減らすことができる。
LIS2DTW12は、高速のI2C/SPIポートを介して、16bitの加速度データと12bitの温度データを提供するとともに、必要に応じて1つのデータに変換することも可能。モーション・エンジンは、自由落下およびウェイクアップの検知、シングル・タップ/ダブル・タップの認識、活動中/停止中、静止中/動作中、および縦向き/横向きの検知、6軸/4軸方向検知が可能。また、STの先進的な自己診断機能が内蔵されており、センサが正しく機能していることを検証することができる。
LIS2DTW12の動作温度範囲は-40°C~+85°Cで、プラスチック製の超薄型LGA-12パッケージ(2.0 x 2.0 x 0.7mm)で提供される。単価は、1000個購入時に約0.99ドル。
専用アダプタ・ボードのSTEVAL-MKI190V1も用意されており、マイクロコントローラ用開発ボードであるSTEVAL-MKI109V3と組み合わせて使用できる。PCと接続することで、開発用GUIのUnicoやユーザ独自のアプリケーションを動作させ、センサ・データを解析できる。