■ 人に依存しない安定した検査品質によるコストダウンとトレーサビリティの実現
検査員の熟練度や疲労度に依存しない高速な検査速度と、安定した検査品質が実現できる。見落しなどによる不良品出荷の危険が大幅に減り、対処時間やコストの削減が可能。海外工場でも日本の熟練検査員のノウハウを学習させた検査品質を担保できる。良品/不良品の判断だけでなく、検査結果を画像と合わせてデータベース化するため、数値管理や不具合工程の特定、品質向上に利用できる。
■ AIによる検査ノウハウの蓄積によるリスク回避
学習による更なる検査品質の向上や新規検査対象の拡大が可能。検査ノウハウをAIが獲得するため、人への技術の継承が不要。熟練検査員の退職、新人の採用、教育といった課題が解決できる。また退職による検査ノウハウの喪失・流失といったリスクも回避できる。不良の原因すべてを特定していなかった品質検査工程で、すべての傷の種類を蓄積する。
2)単体利用とオプション(詳細については問合せ)
■ パッケージ単体利用
品質検査AIパッケージソフトウェアのみを提供。最大4台までの画像入力をサポートし、複数方向からの検査が可能。新たな検査対象をAIに学習させる機能も入っている。
■ 自動化を実現するオプション群
すぐに品質検査AIを始めたい顧客向けにオプションを設定。
・パッケージを動作させるPC。品質検査AIに必要なソフトウェアを全てインストールして提供
・検査対象を的確に撮像するカメラおよび照明を用意
・検査員が検査対象を置くだけで品質検査を行い、良品/不良品/検査確度低(良品か不良品かの判断が難しい分類)を仕分けするベルトコンベア、仕分装置等の機構部材も提供。
3)実現機能
■ 検査対象: 黒色ゴム/樹脂系部品、金属部品等
■ 最大サイズ: 100mm x 100mm x 100mmまで(推奨ベルトコンベア使用の場合、目安)
制限なし(パッケージソフトウェア単体使用の場合、最大撮像画素数:4000 x 3000)
■ 検査速度: 0.1mmの傷検出精度で100万個以上/月の品質検査速度(10h/日、26日/月稼働:計算値)
■ 不具合種別: バリ、欠け、歪み、ヤケ、傷、エグレ、寸法など
■ 複数方向検査: 複数台のカメラ(最大4台)にて対応
■ 良/不良品振分:検査結果をもとに良品、不良品、検査確度低(良品か不良品かの判断が難しい分類)に分別可能
■ 簡単な運用: 検査結果の自動DB化、新規検査対象の学習機能、など