ボディサイズは、先代モデル比で全長+77mm、全幅+22mm、ホイールベース+60mmへと、それぞれサイズアップ。これは、主に二列目シートのスペースが拡大に充てられ、パッセンジャーはより快適な移動空間を得ることになった。
注目のグレードはISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を搭載した「GLS580 4MATIC」である。“EQパワー”と呼ばれる48ボルトの電動化システムが組み込まれ、489ps・700Nm のV8ツインターボエンジンに電気モーターの22ps・250Nmがさらに加わる。
“EQパワー”は発進時にスムーズなスタートダッシュを実現するとともに、シフトチェンジ時に僅かに谷間となる瞬間も補う役目を持つ。組み合わせるトランスミッションは“9G-TRONIC”と呼ばれる9速ATだ。
“Eアクティブ・ボディコントロール”は、同じく48ボルト・テクノロジーを投入したシステムで、卓越したサスペンション性能、機敏なハンドリング、そして高度なオフロード性能を実現させる。
このほか、直6ディーゼルエンジン搭載モデルとして、286ps・600Nmの「GLS350d」、330ps・700Nmの「GLS400d」をラインナップする。
新型GLSのCd値は0.32を実現し、風洞実験を繰り返したことによって高速走行時の燃費低減を実現。また、風切りノイズを低減し、横風にも強いスタイリングとなっている。
快適装備では、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー・エクスペリエンス)を後席に備え、映画、音楽、インターネットなどを11.6 インチの高精細液晶パネルで満喫できる。
新採用となる「イージーエントリー」は、ボタン操作だけでシートレイアウトが変更することができ、3列目シートへの乗り込み時にも姿勢を崩すことなく乗り降りすることが可能となる。
新型GLSは「ラグジュアリー」を突き詰めた快適性能と、走る道を選ばない「本格オフローダー」を組み合わせた、新世代のSUVモデルである。まさに、SUVモデルのSクラスであり、豪華絢爛な装備が満載されている。
メルセデス・ベンツが誇る、最高峰「S」の称号が与えられたニューモデルとして、世界中の富裕層から大きな注目を集めるのは間違いない。