2ストローク単気筒のスクーターのエンジンの、点火時期を調整するため、ローターのウッドラフキーを外して、通常では設定しない上死点付近に点火時期を設定した場合、目を疑うエンジンの挙動が記録された。このテスト、すべての準備はスクーターのチューニングで世界的に有名なKN KIKAKUの佐々木氏が担当してくれたのだが、深夜まで点火時期調整を行うなど、並々ならぬ苦労のすえの実験結果となったのだ。それはズバリ、エンジンが逆回転と正回転を繰り返すという信じられないものだった。