アップライトスタイルで端正なルックスは、どこかGクラスに通じるものがあり、発表前から“ミニGクラス”と呼ばれていたが、実車を見るとマッシブで逞しいスタイリングに若々しいディテールを組み合わせている。 また、GLBは単なるオシャレなSUVではなく、優れた居住性と本格的なオフロード走破性能を併せ持っている。気になる発売スケジュールは、欧州各国では2019年夏、追って日本市場にも投入されることだろう。
政府の政策により電気自動車のニーズが高まっている中国市場へ向けて、メルセデス・ベンツはEQブランドのSUVモデル「EQC」を中国で初公開した。 EQCはクロスオーバーSUVながら、ワイド&ローのプロポーションを持ち、中国市場における「EV戦争」にメルセデス・クオリティで勝負をかける。ふたつの電気モーターの合計出力は300kWで、一回の充電における最大巡航距離は445kmと発表されている。 メルセデス・ベンツは初のEQブランドとなるEQCで “品質”をアピールするとともに、魅力的なデザイン、機能性と利便性、卓越した安全性能という3つを武器に戦っていく。
そして3つ目は、世界的なベストセラーSUV「GLE」である。歴代モデルの累計販売台数は200万台を越え、メルセデス・ベンツの最重要モデルへと成長した。 新型GLEはミディアムサイズSUVとして正常進化を遂げ、エクステリアデザインは「完成の域」に達しているだけでなく、空力性能はクラス最高のCd値0.29を実現している。 まさに王道の風格が漂うGLEは、中国の富裕層にも大きな注目を集めるのは間違いない。 メルセデス・ベンツは、1997年に初のSUVモデル「Mクラス」を発売してから続々とラインナップを増やし、現在では7つのモデルを発売している。いまやメルセデス・ベンツ乗用車部門の総売上の3分の1がSUVモデルとなっており、新たにGLB、EQCを加えることで“SUVシフト”が加速することになるのは間違いない。