〈スズキ・エブリイワゴン〉居住&荷室空間と快適装備が充実したキャブオーバー【ひと目でわかる軽自動車の魅力】

月間販売台数：1331台（18年8月〜19年1月平均値）


現行型発表：15年2月


JC08モード燃費：16.2km/ℓ ※MR車




レポート●小林秀雄（KOBAYASHI Hideo）


フォト●平野 陽（HIRANO Akio）

全高1815㎜の標準ルーフと1910㎜のハイルーフをラインナップ。「PZターボスペシャル」と「PZターボ」はルーフエンドスポイラーや14インチアルミホイールを標準装備。「PZターボスペシャル」にはLEDサイドターンランプ付きドアミラーも備わる。

■主要諸元　PZターボスペシャル（ハイルーフ）


全長×全幅×全高（㎜）：3395×1475×1910


室内長×室内幅×室内高（㎜）：2240×1355×1420


ホイールベース（㎜）：2430


トレッド（㎜）　前／後：1300／1280


車両重量（㎏）：970


エンジン種類：直列3気筒DOHCターボ


総排気量（㏄）：658


最高出力（kW［㎰］／rpm）：47［64］／6000


最大トルク（Nm［㎏m］／rpm）：95［9.7］／3000


燃料タンク容量（ℓ）：37（レギュラー）


トランスミッション形式：4速AT


駆動方式：MR


タイヤ・サイズ：165/60R14


最小回転半径（m）：4.5


JC08モード燃費（㎞/ℓ）：16. 2


車両本体価格：165万2400円

先進安全装備

レーザーレーダーで前方車両を検知する衝突被害軽減ブレーキのレーダーブレーキサポートを全車に標準装備。同じく前方の障害物を検知し、ペダルの踏み間違いによる衝突事故を回避する誤発進抑制機能も備わる。

撮影車両データ

ボディカラー：ガーデニングアクアメタリック


オプション装備：バックアイカメラ（1万800円）

ボディカラー

居住性

後席：シート高840㎜

前席：助手席シート高770㎜

前席下にエンジンを搭載するキャブオーバーのため、運転席の位置が高い。それでも頭上空間にはゆとりがあり、標準ルーフでも広さを実感できる。後席には左右独立のスライド機構が装備され、膝前のクリアランスは約190〜380㎜の間で調整可能だ。

インパネ

助手席前のオープントレーなど、インパネまわりには便利な収納類を多数装備。全車にフルオートエアコンを標準装備するほか、「PZ」系にはステアリングオーディオスイッチも備わるなど、快適装備類も充実している。

ラゲッジルーム

通常時：奥行き770mm 高さ1060mm

後席格納時：奥行き1850mm 幅1280mm 高さ1160mm

上の写真が標準ルーフで、下がハイルーフのラゲッジルーム。いずれもフロアと開口部が面一で、大きな荷物も楽に出し入れできる。自転車など背丈のある荷物はハイルーフの方が有利だ。後席シートは左右独立での背もたれ前倒しとダイブダウンに対応。荷室側面にはサイドポケットやラゲッジボードステー、ユーティリティナットなども装備されている。

うれしい装備

すべてのシートを後ろ向きに倒すフルフラットモードを活用すれば車中泊も可能。助手席の前倒し機構など、シートアレンジが豊富だ。

「PZターボスペシャル」は左側スライドドアに連動して動く電動オートステップを標準装備。乗降性をサポートしてくれる。

運転席右側には両側パワースライドドアや電動サイドステップの操作スイッチ、衝突被害軽減ブレーキのオフ／オフスイッチを装備。

バイヤーズガイド

PZターボ（ハイルーフ）

JPターボ（標準ルーフ）

全車ターボエンジン搭載で、装備の異なる3グレードを展開。中でも「PZ」系はディスチャージヘッドランプやツィーターを含む6スピーカーが備わるなど、装備類が充実している。

最上級グレードの「PZターボスペシャル」に装備される電動オートステップに必要性は感じないが、電動スライドドアは両側に欲しいので最上級グレードを選びたい。標準ルーフとハイルーフの価格差は1万円程度なので断然ハイルーフが良い。

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