現行型発表:14年12月(マイナーチェンジ 17年8月)
JC08モード燃費:31.0 ㎞/ℓ ※「L」系「X」系(カスタムを含む)のFF車
レポート●蔵田智洋(KURATA Tomohiro)
フォト●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)/平野 陽(HIRANO Akio)
モデル●森脇亜紗紀(MORIWAKI Akisa)
■主要諸元 X“SAⅢ”
全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1630
室内長×室内幅×室内高(㎜):2080×1320×1280
ホイールベース(㎜):2455
トレッド(㎜) 前/後:1305/1295
車両重量(㎏):820
エンジン種類:直列3気筒DOHC
総排気量(㏄):658
最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6800
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/5200
燃料タンク容量(ℓ):30(レギュラー)
トランスミッション形式:CVT
駆動方式:FF
タイヤ・サイズ:155/65R14
最小回転半径(m):4.4
JC08モード燃費(㎞/ℓ):31.0
車両本体価格:127万4400円
前席はAピラーが寝ているデザインだが頭部が通るあたりは高さもあり、大きく開くドアで乗り降りはしやすい。後席ドアも90度近く開き、開口部も四角く広い。スーパーハイト系と比較するとステップ高、シート高ともに低め。
ボディカラー:プラムブラウンクリスタルマイカ
オプション装備:8インチメモリーナビ〈標準プランA〉(18万5134円)/純正ナビ装着用アップグレードパック(2万7000円)/特別塗装色(2万1600円)/ETC車載器(1万7280円)/カーペットマット〈高機能タイプ・グレー〉(2万5553円)
インパネシフトレバーとベンチシートを採用し開放的。Aピラーは寝ているため死角が多くなりがちだが、そこには小窓を使い対策している。中央高めの位置に大型モニターがあり、視線移動が少ない。インパネ下部に工夫があり、随所に収納が設けられていて便利だ。
後席は荷室からレバーを引けば前後スライドが左右独立で可能。4名乗車の通常奥行きは320㎜〜565㎜の範囲で可変できるので荷物のサイズに合わせられる。5対5分割可倒式シートを倒しての最大奥行きは1300㎜まで拡大し、長尺物や大きな荷物でも積める。左右別々で調整できるため3名乗車+荷物という使い方にも便利。
3名乗車で後席片側のみ倒せば奥行き1260㎜×幅445㎜のスペースに大きな荷物が積める。また前席を倒し、フルフラット状態のロングソファモードとして、後席をリクライ二ングすれば広々としてまるで小さな部屋のような広大な空間をつくれるので、車中泊なども楽に可能だ。
自然吸気でも気持ち良く走ってくれるが、標準車の「X“SAⅢ”」を買うなら、ターボと自然吸気の価格差が約7.5万円しかないので、ターボの方が買い得感はある。ただし、カスタムのターボは内外装の質感も高まるため高額になってしまう。タイヤも15インチになり、乗り心地や取りまわしが悪くなるから少し手を出しにくい。
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