PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
80年代は、クルマがステータスシンボルであると同時に、男性が女性をドライブデートに誘うのに必須のアイテムだった最後の時代。86年にデビューした二代目ソアラは、そんなデートカーの最右翼だった。
そして70と90の新旧スープラだが、その狭間にある80の中期型ターボを中古で購入した経験のある筆者には、グランドツーリングカーからピュアスポーツカーへと変化しその純度を高めていったその過程が、これら三世代のスープラから直感的に見て取れる。
新型の予約受注は好調に推移しているというが、そんな歴史を持つスープラだけに、モデルライフを通じて高い人気を維持しつつ、80年代的なユルさと贅沢さを味わえるモデルが追加されることを願わずにはいられない。