現行型発表:17年12月
JC08モード燃費:30.0㎞/ℓ ※「ハイブリッド G」のFF車
写真解説●蔵田智洋(KURATA Tomohiro)
PHOTO●石原 康(ISHIHARA Yasushi)/平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●藤木由貴(HUJIKI Yuki)
■主要諸元 ハイブリッド X
全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1800
室内長×室内幅×室内高(㎜):2155×1345×1410
ホイールベース(㎜):2460
トレッド(㎜)前/後:1295/1300
車両重量(㎏):880
エンジン種類:直列3気筒DOHC+モーター
総排気量(㏄):658
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6500
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/4000
モーター最高出力(kW[㎰]/rpm):2.3[3.1]/1000
モーター最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):50[5.1]/100
燃料タンク容量(ℓ):27(レギュラー)
トランスミッション形式:CVT
駆動方式:FF
タイヤ・サイズ:155/65R14
最小回転半径(m):4.4
JC08モード燃費(㎞/ℓ):28.2
車両本体価格:146万8800円
パワースライドドアは便利な予約ロック機構付き。開口幅を20㎜、全高を50㎜拡大した効果とAピラーを起こしたデザインで前後席ともに開口部が大きく広がった。ステップの高さが低く、フロアとの段差もなく、乗り降りがしやすい。
ボディカラー:オフブルーメタリック ホワイト2トーンルーフ
オプション装備:全方位モニター用カメラパッケージ(8万6400円)/アップグレードパッケージ(7万5600円)/スタンダードメモリーワイドナビ〈パナソニック〉(14万4018円)/特別塗装色(6万4800円)/フロアマット〈ジュータン〉アンティグレー(2万142円)/他
スーツケース風の個性的なデザインはインパネも同様で上部を2段形状とし、手前側が低く抑えられていて開放的だ。単眼式メーターとフロントガラスに情報を映し出すカラーヘッドアップディスプレイ(軽自動車初採用)のため、運転中に視線移動が少なく安全だ。
「ハイブリッド X」はシートヒーター&リフターとチルトステアリングを標準装備。柔らかな掛け心地のシートは着座位置が先代より30㎜高く、見晴らしが良い。25㎜拡大された室内幅は軽最大級のゆとりがある。
室内高は1410㎜と高く、頭上空間がとても広い。足元も広く、5段階リクライニング機構でリラックスした姿勢を取れる。クッション部は柔らかく、前面はふくらはぎの部分までメイン素材となっているのはうれしい。
後席が最後端でもカバンなどを入れるには十分なスペース。荷室床面のストラップを引けば後席を左右独立で210㎜前方へスライドすることも可能。後席が最前の位置で荷室奥行きは470㎜と4名乗車時でも十分な広さが確保される。荷室開口高は510㎜と低く、5対5分割可倒式シートを倒せば自転車も楽に積み込める。
荷室高が先代よりも35㎜高く、後席をワンタッチで倒せば2名乗車時で27インチ自転車も積める。シート背面は荷室との段差がなく、汚れが目立たないグレーなのも良い。前席ヘッドレストを外して倒せば、後席座面とフルフラット状態でリラックスできる空間となる。
グレードはふたつで価格差は13万5000円。上級の「ハイブリッド X」にはサーキュレーターや後席サンシェード、ハンドルや運転席の高さ調整、電動スライドドアなどを装備。「ハイブリッド G」ではオプションでも選べない装備が付くから、価格差以上にお得感あり。ひとりで使うなら「ハイブリッド G」でも良いが、家族や仲間と使うなら、頑張って「ハイブリッド X」にした方が良い。
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