月間販売台数:12482台 カスタム、ギアを含む(18年8月〜19年1月平均値)


現行型発表:17年12月


JC08モード燃費:30.0㎞/ℓ ※「ハイブリッド G」のFF車




写真解説●蔵田智洋(KURATA Tomohiro)


PHOTO●石原 康(ISHIHARA Yasushi)/平野 陽(HIRANO Akio)


MODEL●藤木由貴(HUJIKI Yuki)

全高 1800㎜ 全幅 1475㎜ ミラー・トゥ・ミラー 1840㎜
開口高 510㎜


全長 3395㎜ 最小回転半径 4.4m

■主要諸元 ハイブリッド X


全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1800


室内長×室内幅×室内高(㎜):2155×1345×1410


ホイールベース(㎜):2460


トレッド(㎜)前/後:1295/1300


車両重量(㎏):880


エンジン種類:直列3気筒DOHC+モーター


総排気量(㏄):658


エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6500


エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/4000


モーター最高出力(kW[㎰]/rpm):2.3[3.1]/1000


モーター最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):50[5.1]/100


燃料タンク容量(ℓ):27(レギュラー)


トランスミッション形式:CVT


駆動方式:FF


タイヤ・サイズ:155/65R14


最小回転半径(m):4.4


JC08モード燃費(㎞/ℓ):28.2


車両本体価格:146万8800円

乗降性

〈前席〉ステップ高 345㎜ 助手席シート高 705㎜

〈後席〉ステップ高 345㎜ シート高 720㎜

パワースライドドアは便利な予約ロック機構付き。開口幅を20㎜、全高を50㎜拡大した効果とAピラーを起こしたデザインで前後席ともに開口部が大きく広がった。ステップの高さが低く、フロアとの段差もなく、乗り降りがしやすい。

Aピラーを立ててベルトラインを高くしたことでボディの厚みが強調され、安定感がある。細部の仕上げも実に丁寧で、ボディサイドにスーツケースのようなビードを配したユニークなデザインとしている。

先進安全装備

単眼カメラとレーザーレーダーによるデュアルセンサーで、前方のクルマや歩行者を検知する自動ブレーキシステムを装備。超音波センサーで後退時にも自動ブレーキが作動するのは軽自動車初。標識認識機能も装備する。

撮影車両データ

ボディカラー:オフブルーメタリック ホワイト2トーンルーフ


オプション装備:全方位モニター用カメラパッケージ(8万6400円)/アップグレードパッケージ(7万5600円)/スタンダードメモリーワイドナビ〈パナソニック〉(14万4018円)/特別塗装色(6万4800円)/フロアマット〈ジュータン〉アンティグレー(2万142円)/他

ボディカラー

クッションが柔らかく掛け心地が良いシート

インパネ



スーツケース風の個性的なデザインはインパネも同様で上部を2段形状とし、手前側が低く抑えられていて開放的だ。単眼式メーターとフロントガラスに情報を映し出すカラーヘッドアップディスプレイ(軽自動車初採用)のため、運転中に視線移動が少なく安全だ。

前席

「ハイブリッド X」はシートヒーター&リフターとチルトステアリングを標準装備。柔らかな掛け心地のシートは着座位置が先代より30㎜高く、見晴らしが良い。25㎜拡大された室内幅は軽最大級のゆとりがある。

後席

室内高は1410㎜と高く、頭上空間がとても広い。足元も広く、5段階リクライニング機構でリラックスした姿勢を取れる。クッション部は柔らかく、前面はふくらはぎの部分までメイン素材となっているのはうれしい。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き 300㎜

〈後席格納時〉高さ 1100㎜ 奥行き 1350㎜ 幅 850㎜

後席が最後端でもカバンなどを入れるには十分なスペース。荷室床面のストラップを引けば後席を左右独立で210㎜前方へスライドすることも可能。後席が最前の位置で荷室奥行きは470㎜と4名乗車時でも十分な広さが確保される。荷室開口高は510㎜と低く、5対5分割可倒式シートを倒せば自転車も楽に積み込める。

うれしい装備

後席は荷室からのレバー操作によるワンアクションで格納できる。「ハイブリッド X」は荷室床面のストラップで後席の左右独立スライド操作も可能。

直射日光を遮る引き出し式のロールサンシェードを左右リヤドアに内蔵する。外から見えにくく、着替えや車中泊の時などプライバシー保護にも役立つ。

エアコンルーバーは風量調整機能付き。風を拡散して、顔や身体に直接風が当たるのを防ぐ。目の乾きも抑えられる。

助手席前には各種の収納を用意。蓋付きのボックスのほか、箱ティッシュが入る引き出しやドリンクホルダーを備える。

深さ120㎜の取り外し可能なバケツ形状のシートアンダーボックスを助手席に用意。洗車道具などの収納にも役立つ。

後席へ少量の風を送って車内の空気を循環させ、前席と後席の「温度差問題」を解決するスリムサーキュレーターを装備。

助手席前倒し機構を使えばクラス最大の室内長2215㎜を活かし、かなり長尺な荷物を積んでの前後2名乗車が可能だ。

荷室開口高は510㎜と低床設計で重い荷物も容易に積み込める。自転車などの積み下ろしを楽にこなせるように溝がある。

ヘッドアップディスプレイは全車にオプション設定

オプションの全方位モニター 用カメラパッケージ装着車には、フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイが搭載される。車速やシフト位置、ブレーキサポートの警告や、進入禁止表示などを見やすくすることで安全運転をサポート。

2名乗車+最大ラゲッジスペース
前席フラット状態


荷室高が先代よりも35㎜高く、後席をワンタッチで倒せば2名乗車時で27インチ自転車も積める。シート背面は荷室との段差がなく、汚れが目立たないグレーなのも良い。前席ヘッドレストを外して倒せば、後席座面とフルフラット状態でリラックスできる空間となる。

安藤 眞はこう買う!

グレードはふたつで価格差は13万5000円。上級の「ハイブリッド X」にはサーキュレーターや後席サンシェード、ハンドルや運転席の高さ調整、電動スライドドアなどを装備。「ハイブリッド G」ではオプションでも選べない装備が付くから、価格差以上にお得感あり。ひとりで使うなら「ハイブリッド G」でも良いが、家族や仲間と使うなら、頑張って「ハイブリッド X」にした方が良い。

ハイブリッド G

ハイブリッド X

ハイブリッド G(ブラックインテリア)

エンジンは自然吸気のマイルドハイブリッドでFFと4WDを選択可能。ボディカラーは全13色。「ハイブリッド X」のモノトーン車にはブラック内装とベージュ内装を設定。2トーンルーフパッケージはルーフレールとセットでブラックまたはホワイトが選択可能。


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情報提供元: MotorFan
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