しかもイマドキは125㏄スクーターの免許(AT小型限定普通二輪免許)が最短二日で取得できるという、免許取得に追い風も! 情報盛りだくさんでお届けします。
125ccスクーター
首都圏の通勤ラッシュは油断ならない。身体が宙に浮いてしまうほど人口密度の高い車内は、常に殺伐としていて、時に怒号が響き渡る。心と体を毎朝すり減らし、会社に着くころにはもうへとへと。
一方のクルマ通勤はプライベートな車内に自分一人でゆったりだけど、エブリディ渋滞にハマって時間を浪費してしまう。無駄な人生を過ごしているのではないかと、不安になってしまったり……。
電車 VS 125ccスクーター どっちに軍配?
モーターファン.jp編集部員の自宅がある東京都中野区(最寄り駅まで徒歩10分)から、職場のある東新宿駅までの約4kmの通勤路をモデルケースに、電車とバイクでどれくらいの違いがあるか、検証してみた。
東京都中野区→東新宿間で比べてみた
結果:125ccスクーター通勤の方が ”11分早い&146円安い”
片道あたりの違いが ”11分早い&146円安い”という結果となった。
往復なら、22分&292円得していることになり、
1ヶ月なら、660分&8760円、
1年なら、7920分(132時間)、105,120円もの差が生じる!
なお、125ccスクーター通勤をした場合、”遠距離で乗り換えナシ”よりも、”近近距離で乗り換えアリ”のケースのほうが、お得度が増すようだ。
※車両購入代、維持費などは含まずに計算しています。
塵も積もればなんとやら。年間に132時間分も自由になる時間が増えて、10万円分の欲しいものが買えると考えると、とってもハッピーな気分になってきた! 浮いたお金で温泉巡りのツーリングなんてのもいいかもしれない。バイク通勤のお得っぷり侮れず!
また実際に車での通勤も何度かしてるけど、渋滞にはまってバイクの二倍近く時間がかかるなんてザラにあるし、そんな時は「バイクにすればよかったぁ~」っていつも後悔……。
125㏄スクーターの長所&短所
■ここが○
・30km/h規制や二段階右折義務がない
・二人乗りOK!
・オートマで簡単操作
・荷物が積めるシート下収納
・ユーティリティも充実!
・税金や保険がリーズナブル
■ここが×
・高速道路や一部走行レーンなどが走れない
・長距離移動はビッグバイクに軍配
原付二種クラスの主流排気量は124㏄
30km/h規制ナシ、二段階右折ナシはやはり大きい!
二人乗りできるからデートにもOK!
オートマで簡単・機敏に街を駆ける!
これのなにがいいかと言うと、同じ原付(一種)のスクーター(49㏄)と比較して、純粋に2倍以上の排気量、すなわち2倍の出力(パワー)が得られるということ。街乗りで必要十分な加速力や最高速を持ち、幹線道路などのスピードレンジが高いステージでも交通の流れにらくに乗れる。
荷物を放り込めるトランクスペース!
さて、車体についてもう少し詳しく見ていこう。スクーターにはシート下に収納スペース(メットイン)があるのはご存じだろう。今でこそ当たり前の機能だけど、初めて登場した1980年代半ばの時代は前カゴやせいぜいインナートランク程度しかなく、ヘルメットがすっぽり収まるこのシステムは革新的なものだった。1990年代以降は一部の車両を除き、ほとんどのスクーターに採用されるまでに浸透したのだ。
DCソケットからABSまで、安全・便利な機能が充実!
さらに便利な機能として、近年のバイクは車のようにUSBポートまたはシガーソケットを標準装備している車両が多く、125㏄スクーターも例外ではない。安価な50ccスクーターではあまり見かけることのない装備だ。スマホをナビ代わりに常用したり、出先でガジェット類の充電ができるのは嬉しい限り!
これらのユーティリティの他、50ccクラスと比較するとブレーキや足周り、電装系などもグレードが高いものが装着されているケースが多く、ABSやスマートキー、ハイブリッドシステムといった先進的な装備を持つモデルも存在する。
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年間たったの2400円! 税金面も優位
さて実際に所有して使用した場合に他にはどのような利点があるのか、具体的に見ていこう。
まずは税金について。125㏄スクーターは先述した通り、原付二種(第二種原動機付自転車)に区分される。軽自動車重量税は125㏄以上のバイクに課せられるので、原付の125㏄スクーターはゼロ! この重量税は最低でも年額1900円は必要だからこの分お得となる。こういった細かなコスト削減が家計に大きく響いてくるものだ。
保険はファミリーバイク特約が人気!
125ccスクーターはセカンドバイクにも適任!
さてビッグバイクとの比較が出たところでもう一つ。バイクを複数台所有している人も多数いて、小型車をセカンドバイクとして購入しているケースが多い。
125ccスクーターは、最短二日で取れるAT限定小型免許で運転OK!
小型以上には『AT限定』免許も!
シフトチェンジの必要がなく、スロットルを開くだけで走れるスクーターは、MT(マニュアルミッション)車よりも操作が簡単なため、バイクに興味がない一般層からも支持を集め、買い物や通勤・通学などの主に日常の足代わりとして1980年代初頭から徐々にユーザーを増やしてきた。そこにAT限定の免許が導入されたことによって、その有用性と認知度が一層高まることに! 中でも125㏄クラス(小型二輪)のスクーターの勢いは凄まじく、現在は各バイクメーカーの主力にもなっている。
”小型二輪AT”の免許取得は最短二日
話は変わって、みなさんは運転免許をどのようにして取りましたか? 中には一発試験という豪胆な人もいるだろうけど、多くの人は教習所に通ったはず。二輪免許については、2018年5月31日から道交法規則が見直され、AT限定小型二輪免許の取得期間が最短三日から二日に短縮されることになったのは周知の事実。
具体的には、今までは生徒の疲労などを考慮し、1日に受けられる技能講習が3時間までだったのが4時間までに変更されたことで、計8時間必要な技能講習が二日で修了できることになった(車の免許保持者の場合)。
取得費用は7万円〜
5月末までお得なキャンペーンも実施中!
詳しくは過去記事をチェック。(https://motor-fan.jp/article/10008954)